2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

2018年9月23日 (日)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その79

9月21日(金) 雨

秋雨前線の影響で朝から小雨模様。気温もぐっと下がって20℃前後と肌寒い。

今日は通院日。簡単なストレッチを済ませ、朝食(石窯パンのトースト、納豆、ミルク、レタスとトマトサラダ)とり、8時過ぎに家を出る。

レントゲンを撮影後、医師に面談。体重の全荷重にして二週間、骨のズレもなく順調とのこと。週一回のリハビリは継続しながら、次の通院は2ヶ月後の11月16日(金)となった。松葉杖は使用していないが万が一のためにキープしていたがこれも返却していいことに。

2階のリハビリルームでたっぷりのストレッチと筋力トレーニングに励む。
この二週間で感じは良くなったと思う。しかし、4ヶ月全く使わなかった左足の衰えの回復にはまだまだ道は長いというのが現実。サッカーボールを使った運動も今回は取り入れる。段差が低い階段の登り降りは問題なし。足のひねり運動はおそるおそるだ。ほぼ一時間汗を流して終了。来週は水曜日にリハビリトレーニング予定。

病院の精算で松葉杖の返却で5000円のデポジット返金があり、今日の通院費2000円と差し引いて3000円が手元に残る。

寄り道せずに帰宅したのは11時前。

お昼:石窯チーズピザにエビピラフとコーヒーに葡萄。

午後、2度目のOm Shanti Omを鑑賞。インド映画の楽しみの一つはヒロインとなる女優の美しさが半端ではないこと。欧米人やアジアの美女はそれなりに見ているが、インドは日本には馴染みがなく、エクゾチズムの魔力に引き込まれてしまう。これが堪らなくてインド映画に入れ込んでいる理由の本音だろう。一種の「老いらくの恋」だ。

1125719361024x1024

それに、スクリーンから溢れるエネルギーの凄さ。日本やヨーロッパの映画ではとうに失われてしまったものだ。

夕食:赤ワインを退職祝いで貰ったグラスで飲む。肴は、子持ち鰈の山椒煮。鰈はアカカレイ。小皿はゴボウと大根煮。仕上げは、鮭茶漬け。デザートは梨。
   
夜の読書:
「ナルシズム~天才と狂気の心理学」中西信男著(講談社現代新書)
「外遊日記」(三島由紀夫)
二冊の本を拾い読みする。

Mishima

三島由紀夫が割腹自殺を遂げたのは私が中学三年の時。「仮面の告白」、「午後の曳航」、「近代能楽集」、遺作となった「豊穣の海」(4巻)などはこれまでに読んで来た。と言っても最後に読んだのは30代。

「何が言いたいか最初から分かっていたら小説なんか書かない」、とは「限りなく透明に近いブルー」の村上龍。

あの異常に張り詰めた華麗な語彙と文体。高校生のころ「仮面の告白」を読んで、凄いと思うとともに作者の感性に対する違和感(今にして思えば)があった。「豊穣の海」は一気に(正月を挟んだ年末年始休みに夜を徹して)読破した。明治の日露戦争勝利後の時代から三島が自決した昭和40年代まで、輪廻転生をモチーフにした4代に渡る絢爛たる絵巻物に圧倒され、暫くは余韻を引きずる日々が続いた。

三島由紀夫とは何者だったのか。

2018年9月22日 (土)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その78

9月20日(木) 曇り、午後一時小雨

昨夜は熟睡した。21時過ぎから今朝の6時迄ほぼ9時間。   

朝食(石窯パンのトーストと納豆にミルクとトマト・レタスサラダ)の前後にストレッチと筋トレ。左足の違和感は簡単には解消しそうもない。階段の昇りは大丈夫だが、下りは足首が曲がりきらずまだ辛い。

終日、2階で日記を書いたり、ベッドにゴロリとなりぼんやりする。今週前半はハイテンションで動き回った疲れがまだまだ抜けきらない。体がだるく集中力が出ない。

お昼(スパゲティー・ナポリタンと石窯チーズピザにコーヒー)を食べて、銀行へ用足しに外出する。京成百貨店で活きのいい子持ち鰈(赤鰈)の切身と山椒の実に銀座ナイルカレーと生栗を購入。

帰宅して金木犀が香りを放つ玄関に歩いて行くと、オンブバッタの親子に遭遇。子供を一ぴき捕まえてスナップ・ショット。

Photo

帰りに買ってきた秋の味覚地元特産の栗(岩間)を早速母が煮てくれたので3時のオヤツに食べる。粒ぞろいかつ味も甘味があり合格点。栗を食べながら、映画「マッドマックス2」を途中から観る。

夕食は先週好評だった海老とセロリ・パプリカの塩炒めを作ってサラミ・チェダーチーズ・レタスの盛合せと一緒にビールを飲む。

稀勢の里は御嶽山に勝利。9勝目だが明日以降は対戦相手が厳しいから二桁の勝利はクエスチョンだ。

涼しすぎてコオロギも鳴かない食後の夜、2階でOm Shanti Om のミュージカルシーンを何度も観る。特にDhoomTaanaはすっかり魅せられる。

https://www.youtube.com/watch?v=TjUXr560Gu0

Youtubeを検索するとあるはあるは、人気が高いことに気づく。今日の今日まで知らないのは私だけだった。バレエの心得のあるYちゃんに今度踊ってもらおうと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=kP3klQkDiMw

自分が大学受験で新小岩の叔母の家に御世話になったが1974年の早春、叔母の娘二人がテレビの前でピンクレディをに真似して盛んに踊っていたっけ。https://www.youtube.com/watch?v=THGk6LMmns8

Yちゃんは、目下のところ韓・日・台のグループTwiceに夢中になっている。 https://www.youtube.com/watch?v=ePpPVE-GGJw

2018年9月21日 (金)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その77

9月19日(水) 晴

朝寝坊した。7時半過ぎ、キッチンで朝食(納豆、トマト、ご飯)を食べる。

2泊3日の上京の疲れで午前中はゆっくり休む。東京から送った荷物二個が届く。父はデイケア。

昼食(焼おにぎりと貰い物のチーズパン)を食べて、車でハローワークへ出かける。那珂川の水府橋を渡りながらハゼが釣れる季節になったなと思う。

駐車場が一杯なので臨時朝食に車を入れて200メートル近く歩く。バッタ(トノサマバッタ)が跳ね、蝶(ヒメアカタテハ)が舞う。名前を知らない草が花を咲かせている。空は完璧な秋晴れの青。体はまだ疲れでだるいが、気分は軽く200メートルを歩く。

Namoshiranu_hana

第一回目の失業手当て給付の認定手続きを受け、それから職業相談の面談。心ここに在らずで半分は上の空で受け答えする。待ち時間も入れて一時間半かかる。

スーパーで食材の買い物をして帰宅すると自宅の玄関の傍の金木犀が地味な花を咲かせ辺りに芳香を放っている。

2階に上がり一休みしているとツクツクボウシがすぐ近くで鳴き始めた。何と隣りのNさんの家の壁にとまって盛んに鳴いている。

Tsukutsuku

夕刻、父が帰宅するタイミングでサンマを焼く。解凍サンマとは大違いだ。油の乗りが全く違う。ビールを飲みながら、たっぷりの大根おろしと一緒に食べる。

大相撲の稀勢の里は3敗目を喫してしまった。なかなか以前の横綱相撲が戻って来ない。

夜、日記を書く。

仙台で警察官が大学生に刺されて死亡。犯人も上司の警察官に銃で打たれて死亡。富山でも警察襲撃があったばかりだが、犯人を駆り立てるものは何なのだろうか。

朝鮮半島は韓国の左翼政権大統領が北朝鮮と共同宣言。どう見ても、北朝鮮に利用されている情けないすり寄りにしか見えない。元々核開発に対する経済制裁で自ら招いた苦境なのだから、核放棄に向けた具体的動きが示されなければ、西側は動く必要はないであろう。

2018年9月20日 (木)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その76

9月18日(火) 晴、夕刻土砂降りの雨

東京のマンションの一室での目覚めはやはり6時前。携帯の時刻は58分。

リハビリはストレッチだけやり、ゆっくり朝食(トーストとメロンパンにコーヒー)。

8時半、スーツ姿で出発。タクシーを拾い池袋駅へ。人の多さに圧倒される。父譲りの杖を使いながらゆっくり歩く。山手線で新宿まで移動。余りに混んだ電車が来たので次の電車にする。が、それでも座れず。新宿駅はさらに人が溢れてウンザリする。

怪我をしたからか他の人が杖を使う人が結構いることに改めて気付いた。小田急線に乗り換えて5月末に退職した職場に到着したのは10時過ぎ。杖を突きながら物を持って歩くのやめようと手ぶらでやって来たが、やっぱり手ぶらはまずいと駅の傍の店で洋菓子セットを3つ買って。

学長を始め人事やほかの関連部署の関係者への挨拶を済ませながら、後任の事務責任者と昼食を挟んで4ヶ月遅れで引き継ぎを終日行った。

十数年前のタイのプーケットであの津波に捲き込まれて九死に一生を得た経験の持ち主(アキレス腱をやられ長期療養した)や股関節の怪我で私と同じような装具で体重荷重を徐々に増やすリハビリを経験した人もいて、自己の体験を語りながら話が盛り上がった。

帰り際、花束と記念品を頂き、送別の一席の誘いは、足が完治すると思われる11月後半か12月にしましょうと再会を約して、家路につく。ラッシュアワーは避けようと思っていたが結局夕刻までズルズルと長居をしてしまった。

<写真は職場のすぐそばの池と林で桜が咲いたころ:ここではカワセミを観察できる。5月は、夏の渡り鳥のキビタキやムシクイの仲間が羽を休め囀ることもある>

Seijoike

帰路の経路だが、混雑しないで座れそうな小田急乗り入れの千代田線に乗り西日暮里経由(乗換時、ホームは土砂降りでびしょびしょ)で上野にでて特急に乗ることにした。読みが当たって喜んだのも束の間、常磐線で人身事故があり出発が30分遅れ、ノロノロ運転もあり、結局1時間遅れで地元駅に。タクシーを拾って帰宅したのは21時半を過ぎ。何と高齢の両親は眠らず待っていた。母は早速花を花瓶に活けてくれた。

夕食(冷したぬきそば)は上野駅で済ませていたので、ビールを一杯飲んでベッドに横になる。

人生三度の職場で仕事をした。最初の2つの職場ではいい仲間に恵まれ、よき師に出会った。色々な場面の思いではたくさんある。それぞれ仲間とは今でも時折酒を酌み交わしては、昔話に花を咲かせ、今後の話で盛り上がっている。

最後の奉公も同様で社会的に成功するという意味では、平凡だったかも知れないが、自分の好きな乱読と、魚や野鳥や昆虫と戯れる生活を確保しつつ、仕事において教育分野での国際交渉業務(激務だった)でそれなりの結果を残せたのだから、上出来だったと思う。何とも言えない充足感に安堵しながら眠りについた。

Hanahana

Gurasu

2018年9月19日 (水)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その75

9月17日(月) 晴

目が覚めて携帯の時刻を見ると5時58分。場所は都内のマンションの14階。

寝たりない感じだが、眠れずインターネットでニュースをチェック。目に飛び込んできたのは、英国のソルズベリーでまた神経ガスの残余物による騒ぎが起きたこと。英露関係がこの件で冷え込んでいるのだが事の本質がなかなかよくわからない。

ベッドでリハビリ。朝食は、トースト2枚にコーヒー。トーストには目玉焼きとスライスチーズを乗せる。

午前中3時間、気合いを入れて部屋の片付けをする。
過去の5年、東京で出稼ぎしていたが、仕事は終わった。これで引退するつもりはないのだが、取り敢えず年老いた両親のいる実家に戻ることにした。スーツケース1個と大きなバッグ1個の荷物を作り宅急便で送る段取りをした。汗でぐっしょりとなる。

Yちゃん親子と待ち合わせてタクシーで東武練馬へ。一緒にお昼を食べる。Yちゃんはカツ煮定食とメロンジュース、ママは海鮮ウニ丼(ウニ大盛)、私は  御前物(牡蠣、煮物、蕎麦、ちらし寿司に抹茶餡のデザート)に生ビール。皆お腹を空かせていたので残さず平らげる。店特製のフライドポテト(ぱりぱり!)も追加した。

買い物に付き合って時間を過ごし、一緒に映画を見る。「ザ・モンスター」。深海の海洋調査が引き金となり低温域に棲む巨大なサメが海面近くまで浮上し次々と関係者を襲う。スピールバーグの「ジョーズ」を思い出した。最初から最後まで、息をつくひまもないくらいの展開であっという間の二時間。面白かったが、人がサメに食われるシーンは嫌だとYちゃん。そして、サメに食べられてしまったと思ったかわいそうな仔犬(ぺぺ)が最後のほうのシーンで無事だったのが良かった、と。本人の将来の夢は獣医になること。

楽しい午後の一時だった。

外に出ると雨が止んだ後で空気はひんやりしていた。タクシーで帰宅し、軽めの弁当(アジフライ)とビールの夕食をとるとと、1日の疲れがどっと出てきた。シャワーを浴びて21時過ぎに就寝。

大相撲の稀勢の里は何とか7勝目を上げる。

2018年9月18日 (火)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その74

9月16日(日) 曇り、時々晴れ

6時前に目が覚めた。今日は4ヶ月振りに上京する日。感無量だ。歩行は完璧にはほど遠いが、リハビリの次のステップでもある。

母から明日月曜日は特に気を付けるようにと注意される。昨年11月に父が肺炎で入院したのは月曜日。私が骨折したのも5月の月曜日。

午前中は、いつものルーティーンで過ごす。曇り模様の天気だが、太陽が顔を出して気温がグングンと上がった。久し振りに扇風機を回す。

台風やハリケーンが北米のノースカロライナやフィリピンと香港を襲って被害を出しているようだ。日本列島は束の間の好天気で連休中だ。

お昼は、焼おにぎりとオリーブ油をまぶしたトーストとサラミとレタスを乗せたオープン・サンドイッチにコーヒー。

2階と1階の電気コンセントを抜いて部屋の整頓。母と食材の確認。かぼちゃは食べやすいサイズに切り分けたり。準備オーケー。

15時に予約したタクシーで自宅を出る。叔父から親父が譲り受けた杖を持参する。人混みを歩くので、回りにシグナルを出す意味がある。また、始めての単独の遠出だから、用心もある。足が痛みだしたらどうしよう、という不安。

特急電車に乗り上野まで70分。本は持参しなかった。日記を書いたり、外の景色を眺めながら物思いに耽る。

連休中の東京の人出は半端では無かったが、17時半過ぎ、無事東京は板橋某所のデニーズにタクシーで到着する。Yちゃん母娘と一緒に夕食を食べる約束だ。時間は18時半。ビールとお摘みを頼んで待つ。

Yちゃんは、模擬試験の受験と塾で終日大変な1日だったらしいが、時間通りママと現れた。4ヶ月半振りの再会。驚いたのはYちゃんの成長ぶり。背丈はママを追い越す勢い。近況の情報交換をしながら会食(ハンバーグと豚カツ、それにグレープのパフェ)した。話が弾みマンションの一室に戻ったのは21時前。

怪我でうごけず田舎の実家で療養中は何かYちゃんのママには部屋の管理でお世話になった。部屋に足を踏み入れた瞬間に手入れ行き届いた部屋の匂いに安堵した。Yちゃん親子と一緒に麦茶を飲みみながら、買ってきたYちゃんの好物のバナナ菓子をたべたりして夜遅くまで話しがはずんだ。

外の空気を吸い、久しぶりに親しい人と会話をして興奮が覚めやらず、ベッドに横になってからもしばらくは眠れず。

大相撲の稀勢の里は2敗目を喫してしまった。

2018年9月17日 (月)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その73

9月15日(土) 曇り、時々雨

昨夜は、20時には眠りについた。明け方また夢を見る。手術で左足に入れた金属の補強物が足の脛から飛び出してしまうのだ。ビックリして叫びそうになって目が覚めた。何という夢だ!時計を見ると6時前。

装具が外れてまだ1週間。4ヶ月のブランクは大きい。直ぐには元通りにはならない。左足が悲鳴をあげているのかも知れない。リハビリ運動のペースを落とすことにする。

今日は朝から雨がしとしと降っている。朝食は、石窯パンのトーストに納豆をのせて食べる。だし巻き卵にレタスとトマトサラダ。牛乳とヨーグルト。

食後、2階で足腰の筋力トレーニングをしていると、父はデイケアーに出かけて行く。

階段のモップ拭き、2階の掃除をしてから、車の車検証を取りに出かける。外は土砂降りまでは行かないが結構な雨模様。帰り道に週末の食材の買い物。

お昼:ガーリック・トーストとリゾットに麦茶。

モームのHonolulu を読み続ける。時代は1920年代のハワイだ。

3年前の夏に自分も1週間ご当地に出かけた。還暦祝いもあった人生始めてのハワイ旅行。連れ(二人)がいて食べ歩きしながら、ショッピングに付き合ったり、泳ぎに行ったり、仕事抜きの、純粋に楽しい休暇を過ごした。

Hawai6


Hawai4

釣りとバードウォッチングをする時間はなかったけれど、どちらも基本的に独りで楽しむものだから仕方がない。それでも、朝の散歩で地元民がロウニンアジを釣り上げたところに立ち会ったり、遊園地でバイキングを食べていた時に傍までおこぼれを啄みにやって来た赤い小鳥 (Cardinalと言う野鳥の雄で、こんな鳥⇒https://www.youtube.com/watch?v=PKrm-ZlAcWA)との一瞬の出会いがあった。真珠湾なは何やらかやで時間がなくとうとう行かずじまいだった。

Hawai3

Hawai2

「地球の歩き方」は持参したが、それ以上のことは白痴状態のまま、先入観が殆どないままの出たとこ勝負の旅だった。帰国してから、折に触れてハワイのことを思い出しながら滞在記をさがした。

19世紀後半の英国人女性旅行家のイザベラ・バードはハワイを訪れ旅行記を残している。未読だが、最近翻訳がでたようだ。オーストラリアは嫌悪した彼女だがハワイ(サンドイッチ諸島)は大変気に入ったらしい。

マーク・トウェインも旅行記録を残しており、著書は持っているがこれも未読。東京のマンションに置いたままだ。

池澤夏樹氏の「ハワイ」を新橋駅前の古本市で2年前に400円買ったままこれも積ん読状態。神田の古本屋で100円で買ったハロラン芙美子氏の「ホノルルからの手紙」(中公新書)は辛うじて斜め読みした。

Cimg0657

何れまたハワイには費用が安いシーズンを狙って行ってみたい。それまでは、アーム・チェアー・トラベラーで本を楽しもうと思っている。

夕食は、冷凍海老を使ってまた塩味炒めの料理を作る。今回は、セロリに加えてパプリカも使う。オリーブ油と日本酒ニンニクと塩だけの単純な男の手料理だが、今回も好評だった。

夜、人工知能についての特集番組を見る。凄いとともに不気味な存在。気象予測、漁業(漁獲予測)、警察(犯罪防止)、病院(臓器移植後の生存率予測と移植優先者の選択)、結婚相手のマッチング、等。過去の大量データの集積から人工知能は人知では不可能なパターン認識をして、未来予測をする、というブラックボックス。

人間の因果律や演繹による理性(Reasoning)が介入する余地はない。でも、人間が作り出したものだ。いざとなったら制御が効かなくなる原子力と同じだ。ブラックボックスというよるブラックホールではないか。

2018年9月16日 (日)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その72

9月14日(金) 曇り

また明け方夢を見る。何かの大会で劇場のような会場にいる私。トイレに行きたくなり席を離れるがトイレが見つからない。途中で小さな食堂を通りすぎると、最初に勤務した会社の顔見知りの九州人古賀ちゃんらしき人が黙々と食事をしている(夢が覚めてから思い出そうとすると学生時代の山口出身の鞍馬君にも似ていた)。

劇場の外にでてトイレを探してウロウロしているうちに、開演の時刻が迫り、我慢できそうなので、急いで戻ることにしたが、近道をしようとして何故か海辺に出てしまう。

海岸沿いの急斜面に木の梯子があった。急いで上まで登ってみると着地点は何故かビルの屋上なのだが柵があって、自分の左足の自由も利かず越えられずにいると、梯子がぐらぐらし始めた。間一髪で柵をよじ上って着地すると下はコンクリートではなく、そこだけ畳になっている。梯子を登ってやって来る不法侵入者の監視所らしい。しかも、顔見知り(実家の近所に住む辻本氏)のようでもあるビルのオーナーが異変に気づいてやって来るところで目が覚めた。

時計は6時少し前。慎重に階段を降りてトイレに行へ。

夢の余韻を反芻しながら、1階の居間で足のストレッチをやる。一晩寝て、左足のむくみは大分ひいたが、足首周りは依然として腫ぼったい。

納豆と石窯パンのトーストにミルクとレタストマトサラダの朝食。

フィリピンやアメリカの南東部で強烈なハリケーンや台風が発生している。北海道は相変わらす余震が続いている。

2階で残りの足の筋力トレーニングをやり、日記を書いた後、ベッドで休憩していると、ケアマネージャーさんが久し振りにやって来た。どうも父の右足くるぶしに床擦れが出来たらしい。近くのクリニクで薬を処方して貰う。

お昼:ガーリック・トーストとスパゲティ・ジェノベーゼにコーヒー。

腹ごなしに、昨夜の映画(「恋の輪廻」)の音楽パートのみ、全曲を聴く。全部で8曲。冒頭の一曲目のシーンを見ながらサタディナイト・フィーバーを思い出した。たぶん、同時代にインドで流行ったのだろう。この曲は伏線になって後半のボリウッド・オールスター陣による華やかなシーンに繋がっている。

https://www.youtube.com/watch?v=VzLG6OqOcn8

午後の読書はモームの短編(Human Elementsと Honolulu) 。対訳付きの年季が入ったテキスト。読み始めてすぐに眠くなっていつの間にかシエスタ状態になった。

Photo

夕食:サラミ・レタス・チェダーチーズを肴にビール。仕上げは、銀座ナイルのチキンカレー。

左足首の周辺がまたかなり腫れている。

見たいテレビ番組がなく、二夜連続で中身がぎっしり詰まったインド映画にどっぷりと疲れた(心地よい)のか、モームの短編を手にしてベッドに横になり少し読もうとしたが、直ぐに眠りに落ちた。

2018年9月15日 (土)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その71

9月13日(木) 曇り

一昨夜から2階のベッドで寝る生活に戻った。何と寝心地の良いこと。しかし、4時に目が覚めて眠れなくなる。神経が高ぶっているらしい。昨夜のインド映画か。それとも、秋の到来とともに、花粉が舞い始めたためか。鼻腔が敏感に察知するのかくしゃみがでる。

日記を書いたり、物思いに耽ったりしていると6時半になる。2階のベッドでリハビリを始めた。

早めに朝食(石窯パンのトーストに納豆を載せて食べる)をとり、8時過ぎハローワークへ車で出かける。

午前中一杯、失業手当ての受給者講習に参加する。話の内容は上の空。

お昼:ガーリック・トーストと混ぜご飯にコーヒー。

2階で休憩する。昨夜の寝不足と午前中の外出で疲れた。左足もむくみが出ている。強烈な眠気に襲われ、二時間ほどたっぷり眠る。

夕刻、と言っても17時前だが、キッチンで夕食の準備をする。ここ数年不漁だっただが、今年は漁獲が良くなっている新サンマを焼いたり、海老とセロリの塩味炒めを3人分作る。これにサラミとチェダーチーズと笹かま三種のオードブル、胡瓜とトマトのサラダで一杯やりながらの豪華な夕食となった。サンマは脂がのっていて大変美味!大根おろしと一緒にいつもは量を押さえ気味のご飯が進んだ。

大相撲5日目、横綱稀勢の里は見ていて危ないながらも何とか5連勝。

夜、宅急便で昼間届いたもう1枚のインド映画DVD「恋する輪廻」を見る。原題はOm Shanti Om 。英語字幕版でインドからの直送。日本語字幕版の半額もしない。

Om_shanti_om

映画のテーマは怨みを持って死んで行った者たちの「復讐」である。

端役芸人Omが恋する人気女優Shantiは野心家のプロデューサーに極秘結婚で妊娠させられた上に、出世の邪魔になると映画のセット現場に閉じ込められて放火され殺されてしまう。主人公はたまたまその現場で一部始終を目撃し、救いだそうとするが一緒に命を落としてしまう。爆風に吹き飛ばされた主人公Omは、偶然通りかかった身重の妻を乗せた俳優の車で病院に運び込まれたものの死んでしまうのだが、同じ病院で俳優の妻が出産した子供に輪廻転生する。ここまでが前半。

後半は、30年後、転生したOmが映画の大スターとして登場。ハリウッドで成功したプロデューサーが凱旋帰国して再会したのを機会に生前の記憶がよみがえり、Shantiの復讐劇を演じて行く。これがミュージカル仕立てでアレンジされすごい迫力だ。

https://www.youtube.com/watch?v=6eqCNRE8sEU

オペラ座の怪人を彷彿とさせる(悪く言えばパクリだが、インド性の味付けが凌駕していて単なるコピーではないから誰も非難はしないだろう)。

Shanti のそっくりさん女優が殺された当時のShanti の姿になりすまし、殺された現場で開催するパーティー会場にデジャヴュのようにチラッ、チラッとプロデューサー前に姿を現して、精神的に動揺させ、自白に追い込んで全てを白日のもとに晒そうとする主人公Om 。目論見は、Shanti のそっくりさん女優のちょっとした ミスで全てが破綻しそうになるが、鬼気迫る本物のShanti(幽霊)が最後に現れて復讐を遂げるところでクライマックスを迎える。

160分を越える超エンターテインメント作品を楽しんだ。歌とダンスシーンには有名どころのボリウッド俳優がかなり出演しているようだ。映画の台詞もなかなか洗練されていた。単なる娯楽作品ではないという印象。繰り返し見たくなる映画だ。インド映画はまだ知らないことが多いため、色々な仕掛け(パロディ等)随分見落としていると思う。インド映画の実力恐るべし、との感が一層強まった。 

2018年9月14日 (金)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その70

9月12日(水) 曇り

目を覚ますと6時を過ぎていた。今日はリハビリだけの通院日。

左足のストレッチだけをやり、簡単に朝食を済ませた8時過ぎ、車で出かける。

左足首は少し腫れて熱っぽい。痛みはないのだが。重しを着けて筋力トレーニングをしたり、足首のストレッチに加えて、ゴムを使った足首の運動、低めの階段の昇降、足首を25度の角度で上に反らしたり、新しい運動をする。最終的に正座と蹲踞ができるようになることが目標となる。

70分近く汗を流してリハビリを終了した足で、車検の為に次なる目的地へ移動する。車を預けて代車で帰宅。帰り道、食材の買い物をする。

お昼:ドリアとガーリック・トーストに麦茶。

2階で休憩しながらブック・サーフィンを続ける。「アメリカ知的冒険旅行」の著者である長尾龍一氏の戦後日本の状況について以下のとおり正確に総括してあるくだり(110ページ)に目が留まった:

「戦後日本左翼は、ヒロイズムへの愛、群集心理を好むこと、単純化された世界観、スターリンは毛沢東などへの個人崇拝、独善と権威主義、安易な反米主義など、戦前の軍国主義者の気風を多く継承している。〈昔陸軍今総評〉と言われるのは偶然ではない。              

 他方保守派の多くは無原則なプラグマティストで、昭和10年代に状況追随したのと同じような仕方で、戦後民主主義に追随している。しかし彼らの強みは、敗戦の体験から狂信の危険と自己の能力についてのリアリズムの重要性を骨身にしみて体得していることである。日本社会の老人支配構造の中では、まだ成人として戦争と敗戦を体験した人々が政財界を支配している。しかしそれはどうせあと10年はもたない。自国の経済的成功だけを経験して育ち、傲慢で無謀なウルトラナショナリストが次の世代で登場する気配も感じられる。中曽根氏の政治的スタイルの中に、こういう潮流に媚びる要素が感じられることを、私は憂慮している」

階下の方から何やら焦げ臭い匂いがする。降りて確認に行くと、母が煮魚を作っていて魚をこげがしてしまったらしい。折角買ってきたばかりのカラスガレイの切り身だったがオジャンとなった。

16時半過ぎ、車検が終了した車を取りに行く。帰宅すると丁度父がデイケアから戻るところだった。

夕食:オーストラリア牛の焼肉と冷奴でビールを飲む。父は辛うじて食べられる部分のカレイ煮付けを食べる。

夜は、インド映画「DDLJ勇者は花嫁を奪う」を見る。通算7作目だ。英語字幕版。タイトルは、Come Fall in Love 。インド版のロミオとジュリエット。インドでは1995年の公開から2015年まで20年近くロングランを続けた圧倒的人気を誇る映画。3時間にわたる長編。インド映画を見るには体力も必要だ。

Romeo

前半は、ロンドンから始まるロードムービーで、ヨーロッパ大陸のスイスまで二人が出会って恋に落ちるまでの1ヶ月の旅。

後半は、がらりと変わる。故郷のヒンドゥスターニを舞台にインド文化が濃厚となる。父によって決められた見ず知らずの相手との結婚式で帰郷したヒロインのシムランは父のために恋を諦める決心はしたものの、追いかけて来た恋人が現れて、再び恋の焔が燃え上がる。そして、ヒーローのラジャに駆け落ちを迫る。ラジャは、シムランの父を説得して了解をとることに拘り、シムランの婚約者の家に自分を偽って滞在し機会をうかがう。このことにシムランの妹や母が気付き、味方をする。息子の応援にラジャの父もやって来る。しかし、祖母の体調で結婚式が翌日早まってしまった前夜、父は息子にシムランを奪って翌朝の列車で出発するよう説得するが、その前に二人の関係に気付いたシムランの父は怒りを爆発させラジャを問い詰め、必死に訴えるラジャを殴る。

ラジャはシムランを連れずに去るが、駅まで追って来たシムランの婚約者の一団と殴り合いになる。殺し合いになりかねない現場に一同がが駆けつけると、ラジャはちょうどやって来た列車に乗る。列車が走り出すと、シムランはラジャを追って走り寄ろうとするが、父が娘の手をつかんで離さない。さあ、どうなる!最後の最後で父は娘を赦し手を離す。一目散に走って来るシムランにラジャが手を差しのべて二人は晴れて一緒になる。ロミオとジュリエットは悲劇で終るが、こちらはハッピーエンド。

よかったぁ。全編に歌と踊りが散りばめられてこれがまた楽しい。入りからロンドンのロケのオンパレードで楽しいが、ヒンドゥスターニの見渡す限り黄色に広がる菜の花畑は圧巻だ。

«入院日記 リハビリ・直立歩行編 その69