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2006年9月27日 (水)

金木犀と赤とんぼとハゼと・・・・

秋の気配が日々深まってくる今日この頃。 ある芳香にはっとさせられた。最初は、朝、家を出るとき。 うーん、この匂いは、昔から記憶あるいい香りだ。 花が発する芳香だ。 忙しいだけの1日の仕事を終えて、夕方、徒歩で35分、大学キャンパスから帰宅する。 私の家は、住宅地の奥まった突き当たりだ。 陽はとっくに落ちてあたりは暗い。 手前50メートルの角を曲がって路地に入ると、また、辺りからツーンと、今朝、鼻を心地よく刺激してくれた香りがする。 うーん、いい香りだなぁ・・・ 金木犀である。 花は自体はたいしたこと無い。 香りを楽しむ花だ。 子供お頃は、トイレの消臭剤と間違えたこともあったような記憶がある。 

匂いで楽しむ花、というと他に思いつくのは、春先の沈丁花がある。 この花の香りもまた言いようのない刺激がある。 冬が去って、春の鬱陶しさを感じる夕刻、住宅街の道端で、つーんと、この匂いに圧倒され、足をとめてしまうのだ。 

嗅覚というのは、視覚、聴覚、味覚に比べると、人間に備わった五感の中では、触覚とならんで、4番目か5番目を競うランクの感覚ではないだろうか? 最初のベスト3に比べると、使用頻度が低いのではないだろうか? いや、そんなことは無いだろうという声もする。 いやいや、そうだ・・・・・。 考え出すと、迷路に入り込んでしまう。 快楽の最たるもの、セックスにおける五感の活躍度は? 私の場合、まずは視覚、それから、触覚、味覚、嗅覚、聴覚という順番になるだろうか・・・・・。

話が危なくなりそうなので、ちょっと話題を変えよう。

先週、新学期が始まった日。 早朝、誰もいない大学のキャンパスを歩いていると、エナガ(野鳥)の群れに出会った! なかなか可愛い小鳥である。 

こんな鳥です

→ http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/enaga/enaga.htm

シジュウカラや日本で一番小さいキツツキであるコゲラも混じっていたが、キャンパスで出会えるなんて! 

昼休みは、久しぶりにお弁当を持って、近くの雑木林へ1時間のピクニック。 ススキの穂、セイタカアワダチソウ、コスモスの花と秋を感じさせる草花がいつの間にか目立ち始めながらも、まだ、ミンミンゼミとツクツクボウシの声も聞いた。モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、ショウリョウバッタ、ダイミョウセセリ、スズメバチ、ジョロウグモ、キノコ類、自然はじっと凝視すれば、名前は知らないものの、まだまだ、豊饒そのもの。 複数のアキアカネがツガイになって飛んでいる。

肩に来て 人なつかしき 赤とんぼ (漱石) 

大好きな句である。 子供の頃、お盆で父の実家に墓参りに行くと、無数と言っていいくらい赤とんぼが舞っていた。 あの豊饒さは、しかし、もう失われてしまった。

一ヶ月前、車の運転練習で、涸沼に出かけた。 汽水湖で子供のころは父に連れられて、ハゼ、ボラ、セイゴ、フナ、コイなどを数え切れない程、釣ったものだ。 時折、クロダイやサヨリなども釣れた。 明治時代のころは、幸田露伴も釣り糸を垂れたことでも知られる。

しかし、今はさっぱりらしい。 4年連続でハゼはさっぱり釣れないらしい。 岸辺を散策すると、沖合いに今、話題になっているカワウが盛んに潜水して、魚を食べている。 カワウが原因か? ブラックバスも影響しているか? 涸沼特産である大粒のシジミはまだ取れるらしい。 

少年時代、明日、釣りに行くとなると、神経が高ぶって、前日の夜はなかなか寝付けなかったことを思い出す。 そして、当時の涸沼の釣れ方は半端じゃなかった。大型のハゼが、潮が動く時間帯となると、次から次へと釣れたのだった。 

昔の豊饒さは、半端じゃなかったなぁ。 物思いに耽りながら、辺りをしばらく散策する。近くの田んぼでは、夏の日差しを浴びながらツバメ達が舞い、遠くでセッカが鳴いていた。

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