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2006年11月20日 (月)

私のヨーロッパ体験記 ~ その6

さて、話が支離滅裂気味になってきました。まとめです。私の体験を思い出すままに、メモを見ながら話してきましたが、

1)ヨーロッパというのは一つの世界で、他民族国家であること。言語も沢山あります。たまたま仕事の関係で、私は、ドイツ語と英語が仕事に差し支えない範囲で一応できますし、オランダ語は生活するに困らない程度に出来ます。フランス語はレストランのメニューが読めて注文が出来る程度です。それ以外にヨーロッパには沢山の言語があります。最近、密かに思うに、ヨーロッパというのは、中国と同じレベルの概念です。違いは、ヨーロッパは今、EUというまとまりに進化しておりますが、先にドイツとかフランスとかオランダとか国があって、それが、ヨーロッパという経済統合体にまとまりつつあること。(厳密に言うと、中世は今の国という概念はなかったようで、ヨーロッパのキリスト教共同体というおおきな単位があった)。中国の場合は、最初から大きな括りとして国家という枠があることでしょうか(北京を中心とする地域がドイツなら、上海周辺地域はフランス、広州地域はイタリアという感じではないでしょうか)? 突飛な飛躍と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、本学で少し前まで教えておられたxxxx先生の本を読んだことがあり、私はこの考えはあたっているとの思いを強めております。

2)30年前と比べて、日本文化というものの存在感は間違いなく、ヨーロッパでは高まったこと。文化というのは定義は難しいんですが、アメリカ文化(文明)というものを、American way of lifeと見なせば、日本文化(文明)はJapanese way of lifeと定義して良いと思います。食文化の普及というのもそのひとつです。特に、寿司については驚きます。 30年前の当時、生魚を食べるのは野蛮人だ、みたいにヨーロッパ人には思われていました(例外は、ノルウェーとか、南イタリアとか南フランス)が、今日では、ロンドンなどは寿司バーが沢山あって、握っているのは、日本人ではなく、ミャンマー人だとか、タイ人です!回転寿司もあります。デザートにドラ焼きがのってたりもします。ベルリンにも沢山すし屋があったのには驚きました。ベルリンで評判になっているというので行ったすし屋ですが、オーナーは上海出身の中国人で、出てきた寿司は、日本のすし屋で食べるのとまったく遜色がなく美味しくて、値段も安かった! 日本人の手を離れて、寿司という食文化が広がっているということ。余談ですが、ロンドンでもサラリーマンをしてましたが、北海では美味しい鯖が取れるんですね。で脂ののった鯖の塩焼きが美味しいですが、金融街に勤めるイギリス人も鯖の塩焼き定食を食べるのをよく見かけます。

3)マンガに戻りますが、フランクフルトの駅の本屋にマンガコーナーを見つけてびっくりしました。しかも、日本と同じ若者が一心に立ち読みしてるんです。これまた、新たな発見です。ミュンヘンの本屋にもマンガコーナーありましたし、以前、NHKのニュースでフランスでのマンガの浸透ぶりの報道も見ました。本物だと思います。若者の心を捉える新鮮さとメッセージ性があるということだと思います。

4)カラオケですが、これも、日本とはスタイルが違いますが、浸透しています。ロンドンの場合ですが、ある中華レストランでは、テーブル席の手前のバーにスクリーンが設置されていて、そこで、ロンドン子は歌合戦をやっています。テレビ番組もあります。ちょっと、日本の趣とは違いますが、男性チームと女性チームに分かれて、得点を競うという趣旨で長寿番組です。(2000年当時)。いわゆる、カラオケボックスははやらないようですが、こういうオープンなスタイルで好まれるようです。

5)そして、日本の作り出す製品というのが高品質で、信頼に値するという評価が浸透していることです。 製品の向こうに日本人そのものに対する信頼性というものもあります。ヨーロッパ人と付き合っていて心地よいのは、そういう意味で、30年前の保護者的な立場で日本人に接する人が姿を消して、対等な人間として話しているというのには感慨深いものを感じます。

最近、ベストセラーに「世界の中の日本人ジョーク集」というのがあります。 これだけジョークネタになるというのも、それだけ、注目されている証拠でもあります。私が20数年前オランダで聞いた日本人ジョークは以下のものでした。

無人島に漂着した二人の男性と一人の女性という想定:

ドイツ人の場合: 一人の男性が女性と結婚して、もう一人の男性が、戸籍係になる。

スペイン人の場合: 二人の男性が女性の取り合いで、決闘して、二人とも死んでしまう。

ロシア人の場合: 女性は好きでもない一人の男性と結婚して、3人とも何と人生はつらいことかと、皆で嘆き悲しみ、涙を流す。

フランス時の場合: 女性は一人の男性と結婚し、もう一人の男性と浮気する。

イギリス人の場合: 紹介してくれる人がいないので、3人ともよそよそしく打ち解けないまま終わってしまう。

日本人の場合: 本社にテレックスを打って、指示を仰ぐ

というものでした。日本人の会社人間振りを皮肉ったジョークです。このベストセラー本を覗いて見ると、「テレックス」が「携帯電話」になってました。e-mailでもいいと思います。当時はインターネットも携帯電話もありませんでした。オランダ時代は1984年ですから、ファックスが普及し始めた頃ですね。

                    

さて、私の人生はまだ終わっておりませんが、長い異文化交流を通して良かったと思うのは、日本とは違うものを触れることで、日本と言うもものを強烈に意識すること、自分とは、日本とは何かと考えること、又、自分を突き放して、客観的に見つめる視点を獲得したことではないかと思います。上で紹介したジョークはまあ、あたりさわりのないものですが、実は、ジョークには、相手の痛いところついた鋭いジョーク、皮肉、当てこすりなどもふんだんにあります。

多文化社会では、当然文化摩擦があるのですが、彼らはジョークを一種のガス抜き、笑うことでストレス解消してる部分があるようです。日本人も自分の滑稽さを自分で対象化して外国人と笑えるようになれば、もっと、外国人とのコミュニケーション(相手を理解し自分を説得する)が上達するのではないかと思います。 

以上で、私の話を終わりにします。 ご清聴ありがとうございました。

(終り)

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