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2006年11月18日 (土)

私のヨーロッパ体験記 ~ その4

いずれにしましても、2ヶ月は、あっという間に過ぎてしまいました。締めくくりは、ドイツ人の大学生・日本に興味を持つ一般社会人といっしょにベルリン・パリ・ゼミ旅行をしました。ドイツに散らばっていた学生がみな一端ドルトムントに集まり、ベルリン1週間、パリ1週間の旅行をしました。博物館めぐり、美術館めぐり、ジャズの生演奏を聴きにいったり、オペラ鑑賞、学校訪問などいろいろ体験しました。 

印象的だったのは、陸の孤島ベルリンから東ドイツを抜け、西ドイツのライン川を渡りドイツを抜け出て、フランスに入ったことです。風景がガラリと変わりました。色彩が変わるんですね。やわらかく、太陽がさんさんとして、ほっとする雰囲気になったのを記憶しています。パリは、ヨーロッパ大陸最大の都会です。そして、華やかさもあり、言葉も違います。食事が、これまた、段違いにおいしかった(朝食だけは、パンとカフェオレで物足りなかったのだが)。セーヌ川左岸のユースホステルに泊まりました。ここでは、チェコからやってきた学生と知り合ったり、カナダはケベック州(フランス語圏)からやってきた学生と知り合って、夜を通して語り合ったりした記憶があります。そして、強烈な記憶は、私がちょうどパリに滞在していたこの時にあの毛沢東が死んだことでした。

パリは、たった一週間の体験でしたが、その後、仕事で何度もパリには足を運びました。ドイツと比較すると面白いです。 

実は、今日、マンガにも触れてください、とのことで、フランスのマンガもって来ました。これです。 Asterixというマンガなんですが、これ、ヨーロッパのベストセラーです。私が持っているのはドイツ語版です。ヨーロッパの言語にはほとんど翻訳されています。英語版ももちろんあります。残念ながら、日本語訳はないみたいですね。

なんで、この話をするかというと、このマンガは、ヨーロッパの記憶のおおもと、ローマ帝国時代が背景になってるんですね。ヨーロッパ人は全てとはいいませんが、子供の頃からこれを読むんですね。フランスが中心なんです。シーザーとかローマ軍団は制圧者として描かれてます。ローマ軍に頑強に抵抗するゴール人(ガリア、ケルト人)というのがフランスの基層にあるそうです。フランスという国は、その後、ゲルマン人の一派のフランク人が君臨してゴール人と混じって出来たのが今のフランスということらしいです。

ちなみに、ドイツは同じゲルマン部族のフランク人の末裔なんですが、ローマ帝国に占領されず、ローマ化=文明化が遅れた地域だったんですね。今日でもフランス人から、ラインの向こうは、野蛮人と揶揄されることがあります。

で、Asterixのマンガでは、ドイツやフランスやイギリスやベルギーやギリシャ、コルシカ島やいろいろな国への冒険譚がおもしろおかしく描かれて、最後はかならず主人公が笑うハッピーエンドの物語です。国民性の比較というのが随所に出てきて笑わせられます。ドイツ人は田舎者として笑われています。

読んでいて面白いのは、あと、ラテン語の成句が出てくることです。皆さんは「賽は投げられた」というのをご存知だと思います。日本で言えば、古典漢文の名言でしょうか?「水魚の交わり」とか「三顧の礼」とか、三国志とか中国の古典にはいろいろ名言ありますね。それと、同じです。 ですから、マンガの中の国名も、ラテン語表記です。 

みなさん、ここで、ちょっとクイズです。このマンガで出てくる国名つまりラテン語を言いますので、現在のヨーロッパのどの国か当ててください。当たっても、賞品はありませんが・・・

まず、ブリタニア。 さあ、どこでしょう? これは類推できまそうですね。(答えは「イギリス」)

それでは、カレドニア、これは? (答えは「スコットランド」

ヘルベチア は? これは難しいですね。 答えは、これはスイスですね。スイス発行の切手なんか注意して見るとHelvetiaって書いてあります。

じゃあ、最後に、ルーテチアは? これは国ではなく、ヨーロッパのどこかの都市なんですが、これがヒントです。 どなたか? (パリのことです)

ついでに、ロンドヌムは?はい、これは、ロンドンのことですね?ローマ軍団はドーバー海峡をわたって、ロンドンはおろか、スコットランド(カレドニア)のほうまで行きました。ロンドンのシティーには、当時のローマ軍の砦の後がまだ残ってます。

(続く)

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