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2007年1月24日 (水)

気ままにおしゃべり(2)~女優アリッダ・ヴァリをめぐる散策

ビスコンティ監督の映画「夏の嵐」に触発されて、ブルックナーのお喋りをひとしきりしたが、さて、女優アリッダ・ヴァリに戻る。 私にとっては、ずーっと世代も上で、我が青春のマドンナ的存在だったとかそういう存在とは全然違う。オーストリア人とイタリア人のハーフ?だそうだ。道理で、陽気なラテン系イタリア人(例えば、ジーナ・ロロブリジーダ)とは一味違う雰囲気を持っている。

ところで、このジーナ・ロロブリジーダ、ああ、ジーナ。(またまたちょっと脱線すると)・・・エイズで亡くなったロック・ハドソンと共演した「9月になれば」というコメディがある。2年前DVDでも発売されたので早速買ってきて見た。ロック・ハドソンがなくなったとき、真っ先に思い出したのは、この映画だった。何故か知らないが、確か、これは故荻昌弘氏の解説があった月曜ロードショーか、故淀川長治氏の日曜洋画劇場だったか、どちらかで見た映画で、面白くて再放送も含めて2度見た記憶がある。スチュアーデスを相手に恋のアバンチュールを楽しむラブ・コメディーのような記憶だったが、30数年ぶりに見てみると、全然内容が違っていた。とすると、スチュワーデスの出ていたあのB級傑作コメディーは何だったのだろうか?確か、太ももにあるホクロがどうのこうのと、お色気コメディーで大いに笑わせてくれた場面があったのだったが。

アリッダ・ヴァリに再び戻ると、彼女が出演した「第三の男」は私の両親が終戦後に見た封切り映画だという。 これは言わずと知れたA級超有名映画でヒット作だ。 その次に思い浮かぶのが1960年作の「かくも長き不在」というフランス映画。NHKの世界名画劇場で一度だけ見た記憶がある。これまた、なかなかヨーロッパの薫り高い、いい映画だった。テーマは重かったが、その中で使われたシャンションが良かった。 記憶喪失で戻ってきた夫と二人でダンスをするシーンで流れていたのが、確か、コラ・ボケールが歌う「三つの小さな音符」だった。歌詞がすばらしかったはずだが、正確に思い出せない。CDとカセットテープも持っていたのだが、すぐ手元に取り出せないのが残念。後で、探し出そう・・・。

1921年生まれだと言うから、50代に突入した1970年代に、サスペンス・スリラー映画の傑作「サスペリア」にも出た。それから、その又後で、「ラスト・エンペラー」の監督でも知られるイタリア人ベルトリッチ監督の大作「1900年」にもヴァリは出ているという。知らなかった...。

「サスペリア」は、スリラー映画の傑作だと思う。「エクソシスト」や「オーメン」よりも好みだ。ミュンヘンのバレー学校が舞台だったと思うが、次々に若い美女達が殺されていく猟奇的なストーリーで、悪魔崇拝者とおぼしきバレー学校の校長である不気味なおばあちゃまが、ヴァリだったはずだ。若い美人の主人公が、とうとう秘密の扉を開いて、衝撃的な場面(映画の中では、ヴァリ校長と醜悪な大男がロシア語で会話していたのはご愛敬)を目撃し、慌てたために気づかれ、肉包丁を手にした醜悪な大男に追われるシーンは圧巻だ。

この「サスペリア」と双璧なのは、「ローズマリーの赤ちゃん」で、これも悪魔崇拝の話だ。それに加えるとすれば、スティーブン・キング原作の傑作「シャイニング」だろうか。人里離れた広大な夏の別荘で、冬の住み込み管理人家族を襲う悲劇。主人公のジャック・ニコルソンが狂気に陥っていく怖さが忘れられない。これが私のスリラー・ベストスリーだ。いずれも、徐々に怖さが募っていき、最後にクライマックスがやってくる。

1900年」でのヴァリの役どころだが、記憶がない。美女ドミニク・サンダの農家の納屋での濡れ場シーンでかき消されてしまったか?ロードショウ公開されたのは、確か1980年前半だったろうか?左翼からの視点で描かれた映画だったと記憶するが、1900年前後のイタリア農民の生活、天井から魚の薫製みたいなものを吊して、それをパンにこすりつけて家族がガツガツと食事をするシーンが強烈に残っている。すさまじいシーンだった。これは、一度またじっくりと見直してみたいなと思う映画だ。

(続く)

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