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2007年2月 8日 (木)

身近な生物たち その(1) ヤモリ Gecko(英語) 壁虎(中国語)

爬虫類が嫌いな人は多い。蛇、カエル、ヤモリ、トカゲ、カメレオン、イグアナなど。見るだけで鳥肌が立つという人もいる。生理的なものだから、嫌いな物は嫌い、と言われれば仕方がない。

確かに、蛇は私も、あまり好きではない。野山を歩いたり、田圃、畑で突然、出会あったりすると、ぎょっとしてしまう。子供の頃、ガキ大将たちが集まって遊んでいた空き地に現れたアオダイショウを、皆で血祭りにあげたことを今も鮮明に覚えている。

テレビ6チャンネルで放映されている「動物天国」はよく見る番組だが、時折登場する我らが爬虫類博士「千石先生」(この先生、爬虫類好きが高じたのか、顔が爬虫類にそっくりだと思いませんか?)のプログラムは大好きで欠かさずに見るようにしている。 

また、ケーブルテレビで放送されるナショナル・ジオグラフィックスを一時、よく見ていたが、アフリカはナミビア砂漠に生息する「何とかトカゲ」の生態をよくもあそこまで観察してドキュメント番組を作ったものだと感心しつつ、この世には、何と美しいトカゲ類が、かくも過酷な自然のなかで、たくましく生きているのだろうか、と感心したりしたこともあった。

オーストラリアのゴールドコーストに滞在した時、招待を受けたあるデラックスホテルで、朝食前に朝散歩していたら、美しく刈り取られた緑豊かな芝の上に、恐竜よろしく、周りを威嚇しながら屹立・睥睨していた一匹の大きなトカゲ類に出会ったこともある。近くにはMagpieという日本でいうカササギの仲間が、獲物をねらっていた。

トカゲ類の顔を見ていると、大昔滅んでしまった巨大恐竜を彷彿とさせる趣がある。その連想は、実は、おなじ爬虫類から進化して鳥類となった野鳥たち全般にも言えるだろう。卵から孵ったばかりの雛の姿だが、どことなく、トカゲに似た趣がある。野鳥好きだから、同じ祖先をもつトカゲ類に妙に親近感を感じるのだろうか?

そういうわけで、蛇はまだ苦手だが、ヤモリとかトカゲは、実は、なかなか可愛い動物だと思うようになった。特に、ヤモリには、特別の思い出がある。 1年半前、それまで6年間住んでいた千葉のアパートを引き払って田舎に戻ってきたのだが、引っ越しの荷造りを2週間掛けて準備したのは、2005年の10月半ばのこと。

静まりかえったある夜中、キッチン・ルームで、ある程度の荷造りが終わって、汗をぬぐいながらほっと一休みしていた折り、ふと、窓を見やると、ヤモリがぺたりと白のレースのカーテンに張り付いていたのだった。その「ちょこんと、じっと張り付いている姿」が何故だかわからないが、愛嬌があって、にっこり微笑んでしまった。

もっと大きいものと思っていたが、手のひらに載せて見るとお釣りが来るくらい小さかった。手でそっと捕まえるとキュッという声を出したりしてなかなか可愛いのだ。ボールの器に入れて逃げられないようにして、しばらく動き回る様子を観察してみた。動かずじっとしていることが多いのだが、例えば、非常に小さい手足だが、実に精妙に、かわいらしく出来ているのには、とても感心してしまった。造化の妙である。

家を引き払ったのはその2週間後だったが、徐々に日常生活用品が整理されて段ボールに詰め込まれ、積み上げられていく中で、家の中は殺風景になるばかりだったが、このヤモリは、時折ガラス窓に張り付いていたり、寝室に使っていた和室の枕元に積み上げていた本の置き台の縁にひょっこり現れたり、私を喜ばせてくれた。その都度、作業を中断しては、しげしげとこのヤモリを眺めたりした。そして、すっかり惚れ込んでしまった自分に、気づいたのだった。

引っ越しの当日、最後に、このヤモリ君に挨拶をしようと期待しながら、キレイに部屋を掃除したのだが、ヤモリは、残念ながら姿を現してくれなかった。ヤモリは夜行性らしい。今頃、どうしているだろうか?ヒヨドリに食われてしまったか?野良猫に襲われて命を落としたか?それともしぶとくあのアパートの中で、次の住人とよろしく共生しているのだろうか? 私の人生でヤモリをはっきりとこの目で確認して、現実の存在を認めたのは、あの時が初めてだった。そして、その後は、新しいヤモリと何故か出会いがないのは何とも寂しい思いがする。

ヤモリは可愛いです→

http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/9873/index.html

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