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2007年12月15日 (土)

ただひたすら歩いて、野鳥と戯れて、釣りのベテラン老師と語らう。

昨日は「大荒れ」だった。それを引きずったのか珍しく寝付きが悪かった。仕事のプレッシャーがあっても熟睡するのに、どうしたことだ。愕然とする。

いつものように起きて朝食を取り、家の人には「ちょっと野鳥と戯れてくる、昼ごはんはいりません」と家を出た。静かな自然のなかで一人きりになり無心になりたい、というのが本音だ。

今日は職場に向かうコースとは反対のコースを歩いた。逆川緑地だ。上流まで行っての往復で3時間近い行程だ。途中、笠原水道公園内にも足をとめたのはもちろんのことだ。キクイタダキの当たり年とはよく言ったものだ。こちらのコースでも2箇所でキクイタダキの群れに遭遇した!これで6日連続でキクちゃんと会えたのだ。本日観察した野鳥は以下の通りだ。

1)メジロ 2)ジョウビタキ♂2、♀2 3)モズ ♂3♀3 4)ルリビタキ♀1 5)シメ 2 6)キクイタダキ 5+3 7)ヤマガラ1 8)シジュウカラ 多数 9)エナガ 多数 10)コゲラ 11)アオジ 12)ツグミ 13)アカハラ 14)シロハラ(警戒音のみ) 15)キセキレイ 16)ハクセキレイ 17)セグロセキレイ 18)コガモ 19)オオタカ 1 20)キジバト 21)ホオジロ 22)カワラヒワ 23)ベニマシコ(鳴き声のみ) 24)カワセミ 25)イソヒヨドリ♂1 26)キジ♂1 27)コジュケイ(鳴き声)3+ 28)ムクドリ 29)ヒヨドリ 30)アオサギ 31)コサギ 32)ハシボソガラス 33)ハシブトガラス 34)ウグイス (笹なき多数)

満足の行く結果だった。この時期に観察できる野鳥がだいぶ出揃った。あとは、タヒバリ、ビンズイ、アトリ、ウソ、憧れのオオマシコあたりが観察できればと思う。イソヒヨドリは田舎に戻って3回目の冬だが毎回同じ場所で同じと思われる♂に出会っている。うれしい限りだ。

お昼をマクドナルドでビックマックセットを食べる。メガマックを試そうかと思ったが思いとどまった。それにしても、たまのジャンクフードもうまいものだ。それからまた、ひたすら歩きに歩く。途中で道路沿いの古い民家の前でニワトリ小屋を通り過ぎた。今時めずらしい。子供の頃母の実家ではたくさんのニワトリを飼っていたのを思い出す。思わず携帯電話を取り出してスナップショット!と、やおら、ニワトリさんが時の声をあげたのだった。コケコッコー。

1時間ほど歩くと那珂川に出る。3週間ほどまえにはハゼを釣った川だ。2時間半かけて4匹しかつれなかった。今日は釣り道具は持参していない。変わりに双眼鏡で野鳥観察を続ける。稲穂を刈り取った後の乾いた田圃にたくさんのスズメ。川のそばの竹林からゲーッ、ゲーッとオナガの鳴き声。勝田橋をわたりまた上流にむかって河川敷を歩く。モズ、ホオジロ、ベニマシコ、ツグミ、カワラヒワ、アオジ、護岸にはハクセキレイ、川面にはオオバン、カワウ、セグロカモメなどなど。やがて、某大橋手前に来て釣り人を認める。釣り老師が4本の竿で午後の日差しを浴びながら釣っている。

「つれますかぁ」

「いやぁさっぱりです」

「ハゼですか」

「そうです、ハゼです」

魚籠を覗くと18センチサイズのなかなか美しい飴色のハゼが3匹ほど入っている。

「今日はぽかぽか陽気で風もないしいい釣り日和だとおもうのですが、冬のハゼ(落ちハゼ)は難しいんですかね?私もこの間このちょっと下流でやったんですが惨敗でした」

「いや、この時期は水が冷たいし、いることはいるんだけど餌の食いが渋いね。でも、この間雨が降った翌日は3時間で16匹釣ったけどね。水が動かないと駄目なんだ」

問わず語りに話してくれる老師は、この道40年のベテランだ。那珂川専門だ。隣では長年の友人も釣っているが今日はまったくの「ボウズ」だそうだ。老師は、もう現役を大分前に引退してこうやって毎日那珂川にやってきては朝から午後の14時半過ぎまで釣り糸を垂れるのだという。床屋に行って待たされるといらいらするのだが、こうやって釣り糸を垂れて朝からさっぱり釣れなくても不思議と落ち着けるのだという。

釣りの極意を聞き出すには早すぎるがいろいろ教えてもらった。

     冬のハゼは朝は釣れない。

     潮が動くときが釣れる。

     餌はゴカイでもアオイソメでもミミズでもなんでもいいが、頻繁につけかえること(ちなみに老師はミミズが一番だとのこと)

     ハゼの寿命はアユと同じで1年。年を越して1月いっぱい釣れるという。2月に入ると産卵の時期になりその後死を迎える。新しいハゼ(「出来ハゼ」という)が釣れ始めるのは6月以降から。

などなど。また、那珂川は日本全国の河川ではベスト3に入る水がきれいな川だそうだ。したがってハゼも涸沼のハゼよりうまい。ちなみに涸沼のハゼが減ったのは水質汚染が大きな原因らしい。

この話の間に一度一本の竿先がブルブルっと震えた。「来てますよ」との私の声に「いやあ、朝からやって3匹じゃ、どうでもいいんです」とおっしゃる。隣のボウズだという友人のご老体はちょうどハゼを一匹釣り上げたところだった。老師もリールを巻いて見ると見事な18センチ前後の飴色のハゼがかかっていた。時折モズとツグミとベニマシコの鳴き声が聞こえる中、「そろそろ時間ですな」と老師は片付けを始めた。「明日もまた来ますよ。そのために、エネルギーをとっておかないとね」

別れを告げて、散策を続けた。水府橋までさらに30分歩き市内にでてバスにのり16時前に帰宅。ながーい散歩だったが、すっかり心は和んだ。禅語にたしかあった-日々是好日。

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