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2008年3月 9日 (日)

教育について思うこと (6)

日露戦争から一貫して日本の対外政策が拙劣を極めて墓穴を掘ったのだ。また、中途半端に強かった日本の悲劇とも言えるかも知れない。 それと人種差別問題も当時としては大きかった。チャーチルとかルーズベルトも含めて、欧米人のアジア全般に対する侮蔑はまだ酷いものがあった。 東洋人は半文明人として馬鹿にされていた。 英米に苛め抜かれた鬱憤が真珠湾だったとしても、やり方が拙劣すぎた。日本のエリート達も地に堕ちたものだ。

日本は、大東亜共栄圏という美しいスローガンとは裏腹に中国を食い物にしながら、傍若無人に振る舞って大暴れしてしまった。 中国が当事者能力を失って混沌としていたなかで、策略に乗った「お人好しにして、単細胞の日本人」がババを引いてしまったのだ。

高名な元外務省OBの評論家は、日米同盟堅持を主張している。アングロサクソンは歴史的に一度も戦争に負けていない。意味するところは、覇権国家と組んでいれば間違いない、資金も情報もふんだんにあるから、援助してもらえた上に、日本人のような能力があれば大国ロシアをやぶることも可能だった、ということだろう。 逆に言えば、一人の独立したプレーヤーとしては未熟であり、大人(昔イギリス、今アメリカ)の指導が必要なのが日本なのだ。

司馬遼太郎の本にもあったとおり、ヤコブ・シフというのはロスチャイルドと同じフランクフルト出身のユダヤ人金融家で、高橋是清は、当時のウォール街=ロンドンのシティーに日露戦争債を頼みにいって断られた(ロスチャイルドを中心とするシティの金融シンジケートはロシアのバクー油田の利権を持っていたので日本を応援することはしなかった)上で、紹介された人だったが、この人はロスチャイルド財閥のアメリカの代理人でもあった。日露戦争では、したがってイギリス(金融資本)は大もうけをした上に、イギリスの戦略を日本という駒を使って成し遂げた(ロシアの南下の阻止)ですから、みごとな手腕です。戦わずして敵(ロシア)を破る!孫子の兵法でいう最上の策。しかも、イギリスの黒幕(金融資本)は、両天秤をかけるという悪どさに注意。

以上は後から見た知恵なのかも知れない。しかし、当時の限られたエリート達は分かっていたはずです。それとも・・・ひょっとして分かっていなかった? 明治維新から日露戦争までのように、イギリスの庇護があれば、情報と資金がもらえて、未熟な青年でも戦えたが、庇護を失い独り立ちしたら、たちまち行き詰ってしまった。これが真相でしょうか?

もしそうだとすれば、「日本人という島国人」の欠点、別名「外国音痴」の宿阿が国をほろぼしたと言えるでしょうか? 現在でも、これだけ外国の情報がありながら(当時は一部のエリートに限られていた)、真の外国の姿を分かっている人は意外と少ない。外のリアリティーがわからない。良い例が、隣国の中国人のことをまったく分かっていない。朝鮮半島の人のこともそうだ。したがって、外交も下手くそというのは日本だけが知らない外国人の間の常識らしい。

キッシンジャーと周恩来の会談録が出ていますが、周恩来が「結局、日本人というのは島国で視野が狭い。暴発します」とコメントした。「瓶の蓋論」が出る所以だろう。

続く

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