2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« ヨーゼフ・ロート、XX回目の誕生日、ミソサザイの祝福・・・ | トップページ | ツバメ来たるッ!!!鳥たちは「恋の季節」 »

2008年3月22日 (土)

きままにおしゃべり(11) 肉を生でたべること

生で魚を食べるのは別に日本人だけではないことは知っているが、肉を生で食べるというのは我々日本人には抵抗があるのではないだろうか?飲兵衛の格好の肴でもある、牛刺し、馬刺しはどうだろうか?個人的にはあまり得意ではないことを正直にここで告白しておこう。

初めて牛肉を生で食べる料理、タルタルステーキを見たのはドイツはヴィンゼンというハンブルクから車で1時間くらい離れた小さな町のZum weissen Ross(白馬亭、とでも言うのだろうか)であった。私の畏友S氏が、こんな美味いものはないのだ、と自慢げに注文したタルタルステーキ。赤いミンチ状にした牛だか馬だかそのあい引きかの塊に胡椒と塩を降りかけて、その上に生卵が載っていた、見る恐ろしい料理であった。S氏はものの見事にペロリと平らげていたが。

タルタルステーキに手が出ない私だったが、実はタルタルのサンドイッチは大好物だった。

「お腹に虫がわくことを覚悟の上ならこんな美味しいものはないわよ」と言ったのはアムステルダムで一緒に仕事をしていたアリアンネ嬢だった。

おお、アリアンネ、この麗しい響きよ。ヨーロッパの宇宙開発計画の宇宙船にもなっているし(たしかそうだったと思う)、何よりも(世代的に古いか?)ビリー・ワイルダー監督の傑作「真昼の情事」のオードリー・ヘップバーン演じるヒロインはアリアンネだった。

アムステルダムでは市内のあちこちにBrotjewinkelというサンドイッチ屋さんがあって、Pataatfrites(フレンチフライ)Croquette(コロッケ)やLumpia(春巻き)を買ってはお腹を膨らませたものだ。Brotjeというのは「小さいパン」という意味だがイギリスのような食パンではなく、日本でいうコッペパンの小さいサイズだ。それにハムやチーズやサーモンなどを挟んでたべる至って簡素だが、お腹がすいた時はなかなか美味である。そのメニューの一つにBrotje Tartarというのがあった。生の牛肉をミンチにして塩・胡椒し、その上にオニオンスライスを載せて挟んで頬張るのだ。実に美味かった。ああ、久しく口にしてないな・・・ ブローチェ・タルタル(brotje tartarよ!!!

見た目にも恐ろしいタルタルステーキだが、韓国料理にもある。ユッケだ。これを見たときああ、これはドイツで見た(食べていません)タルタルステーキだな、と即座に思いあたった。これもジンギスカンの興したモンゴル帝国の影響だろうか?朝鮮半島はモンゴル軍に席巻され元の時代にはモンゴル人朝廷と縁組もしたという。朝鮮半島人が牛肉を食べるようになったのはそれ以来らしい。

タルタルとはタタール人(ユーラシア大陸を荒らしまわったトルコ系、モンゴル系の騎馬遊牧民一般を指す言葉)から由来しているそうだ。

2005年11月のこと、私は山形県の新庄市で車の運転免許を取ろうとしていた。季節はずれの自動車学校への合宿であった。日本でも有数の米どころ。合鴨農法で農薬も使わない極上の米を食べさせてもらった。市場には流通していないのだそうだ。(通信販売はしているらしい)。毎日教習員の先生に叱られながら、なんとか実技と学科をこなし、時折近くの温泉に気晴らしに連れて行ってもらったり(東京から二十歳過ぎのカワイイ学生と一緒だった!)、なかなか楽しかったある一夕、たまたま知り合いの先輩にお酒を飲みに連れて行ってもらった。

美味しいお米とおいしい水があれば美味しいお酒が出来る。そのお酒を飲みながら、そこで初めて(だと思う)牛刺しと馬刺しをわさび醤油で食べたのだった。美味かったかどうかは?

牛肉はやはり、ステーキかローストビーフに限るのではないだろうか?馬肉は?いまひとつよく分からなかった。

« ヨーゼフ・ロート、XX回目の誕生日、ミソサザイの祝福・・・ | トップページ | ツバメ来たるッ!!!鳥たちは「恋の季節」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ヨーゼフ・ロート、XX回目の誕生日、ミソサザイの祝福・・・ | トップページ | ツバメ来たるッ!!!鳥たちは「恋の季節」 »