« 世界カタコト辞典(13) Would you turn right, please ? | トップページ | キビタキ、ついに現れる!  »

2008年4月19日 (土)

世界カタコト辞典(14)Heute sind wir hin

Heute sind wir hin. 

(ドイツ語でホイヤーソマーヒーと読み下して、南ドイツバイエルン地方の方言。日本語で強いて意訳するならば「ちかれたびィ~」の意味)

ああ、今週もやっと金曜日。一週間は早かった。毎日仕事頑張ってます。私燃えてます。新しい職場に移って3年目。責任者として真価を問われる年でもあるから、そりゃぁ、必死だわナ。と、言う割りには、今年は昨年より余裕がある。季節を眺める余裕がある。

オオルリよ、早く姿を見せてくれ~。キビタキよ、早く来~い。このところ朝5時になると自宅近くで囀るウグイスの声が目覚ましだ。今日は雨だったけど、それでもウグイスは5時過ぎにしっかりと囀ってくれた。緑が萌え始めて気温も上がり心地よい毎朝、私はXXX公園を散歩しながら職場へ向かう毎日だ。

木曜日は、道端の大木の幹の割れ目にシジュウカラの巣を見つけた。湿地帯のヒキガエルの合唱を聞きながら片側の雑木林の縁道を歩いていると、ある大木のすぐ近くで親鳥が大騒ぎしている。いつもと違う鳴き方でどうもおかしい、と思いじっくり辺りを観察したらすぐ目の前の木の反対側に巣があったのだ。一瞬、抱卵していた親鳥のもう一方が目にもとまらぬ速さで逃げ出した。野鳥は人の意表をつく場所に巣を構えるのだ。そーっと覗いて見たら、小さな卵が5つあった。雛が孵って巣立つまで観察する楽しみが増えた。

暖かくなってビールが美味い季節になってきた。毎日一本ずつ、地元産のエールを飲んでいる。水曜日は、ホワイトエール(ハーブとオレンジの風味)、木曜日はドイツ風のヴァイツェン(バナナ風味)。いずれも地元で作られるビールだ。フクロウトレードマークになっている。これも気に入っている。そして昨夜の金曜日はペールエールだった。地元産ですがなかなかですゾ!

http://www.kodawari.cc/html/nest/nestbeer.html

つい最近までラガービールしか飲めなかった日本だが、近頃はいろいろな種類と風味のビールが楽しめるようになった。昔は何故か麒麟麦酒一本やりだった。最近イギリス人ジャーナリストで日本滞在歴14年の日本通であるコリン・ジョイス氏の著書「ニッポン社会」入門」を読んだところなのだが、日本人のグルメ振りと食の繊細・豊富さに敬意を表しながらも、イギリス人らしくジョージ・オーウェルのイギリス料理擁護のエッセイを引きながら、10数年前に来日した頃の日本ビール文化のお粗末さ(最近は大分改善された!)と日本米の食べ方の単純さ(パンの種類の豊富さを見よ!)に苦言を呈している。

エールビールの本場はイギリスやアイルランドらしいが、インターネットで調べると、我が人生においてはあちこちでエールビールを飲んできたようだ。ドイツはジュッセルドルフのアルトビール(Schlosser Alt)ケルンのケルシュ(Koelsch)、アイルランドのギネス(Guiness)、ミュンヘンのヴァイツェン(Weizen)というか、東京の神田神保町の三省堂書店の地下のビアホールで飲んだバニラ風味のヴァイツェンビールは実に美味かった。おっと忘れてはいけない、ベルギー産のホワイトエールであるヒューガーデンHoegaardenもなかなかだ。

表題のドイツ語だが、20代後半の頃、日本のある家電メーカーが招待した売り上げ優秀なドイツ人の訪日報奨旅行の仕事を担当した時に、お客のドイツ人が私に掛けてくれた言葉だった。

バイエルン方言だから、さっぱり分からなかった。音で聞くとカタカナの通りだが、文字に書いてもらって初めて意味が分かったのだった。先方は、「お疲れさーん」とい言いたかったのだろう。そんな表現は日本語しかないのだが・・・。

エールビールを購入した食品スーパーだが、昨年ここで子育てをしたツバメが戻って来ているのに気がついた。昨年は途中巣が壊れてしまったのだが店の人が補強板で何とかしのいだのだった。すでに巣はちゃんと修復されていた。驚きであった。

木曜日の午後から天気が崩れ、金曜日も午前中は雨、午後から風が強く春の嵐だった。何とか一週間を乗り切ってほっとして帰宅、今週のことをあれやこれや思い出しながら美味いペールエールを飲み、30年以上前に聞いたバイエルン方言を思い出した。 さあさあ、もう店じまい、ちかれたびぃ~。もう一杯ビールを飲んでさあ寝よう。いい夢を見ながら・・・、と昨夜は熟睡した。

« 世界カタコト辞典(13) Would you turn right, please ? | トップページ | キビタキ、ついに現れる!  »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 世界カタコト辞典(13) Would you turn right, please ? | トップページ | キビタキ、ついに現れる!  »