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2008年4月11日 (金)

世界カタコト辞典(10) LutetiaとLaetitia

Lutetia (ラテン語で「パリ」のこと) 

Laetiia (「レティシア」女の子の名前)

日本の漫画が世界を席巻している、と言うと大げさかもしれないが留学生たちが何故日本に興味を持ったかの理由で日本の漫画との出合いをあげる人が大変多いのだから、確かにそうなのだ、と思う。

しかし、海外にもいい漫画がないわけではない。フランス原産の漫画Asterix(アステリックス)はなかなか楽しい。ヨーロッパでは大人も子供も読んでいる。残念ながら日本語への翻訳はないようだ。読んでみると、ヨーロッパの歴史の勉強にもなるし、他民族国家ヨーロッパの各民族比較がおもしろおかしく描かれている。主人公はガリア人、今日のフランス人の古代人のことだ。ケルト系の土着民で、ローマ帝国に支配されローマ化されてさらに、ゲルマン人の一派フランク族がやってきて混血して出来たのが今日のフランス人らしい。

ページを開くとBC50年のガリア地方の地図が描かれている。アキターニと言えば、今日のアキテーヌ地方のこと、プロヴィンキア・ナルボネシスは今日のプロバンスやナルボンヌと言った具合だ。ルーテチア(Lutetia)は現在のパリだ。余談だがマルセイユはもともとはギリシャ人の殖民都市でマッサリアと言った。ヘルベチアはスイスのことだ。ブリタニアはブリトン人の住むイギリスのことだ。カレドニアはスコットランドだ。ゴート族はゲルマン人の一派でライン川の右岸にすむ人たちで今日のドイツ人の祖先だ、と延々と続く。

話は飛ぶ。アラン・ドロン、リノ・バンチュラ、そしてジョアナ・シムカスが競演した「冒険者たち」というなかなかいいフランス映画があった。バックに流れる口笛のメロディーが印象的だった。男二人とカワイイ女一人の三角関係。シムカス演じるヒロインが映画ではLaetitia (レティシア)だった。

話はまたまた飛ぶ。ロンドンの職場で、Lydia(フランスはレンヌ出身の「ふくよか」で「気立てのいい」フランス人女性)が産休で休みに入るとき、非常勤パートで何ヶ月か雇った女性、この子がまたLaetitiaと言った。「なかなかの美人」だった。ビジネススーツを着こなして、黒縁のめがねをかけて出勤してきたり、ファッションセンスが抜群だった。イラクのクウェートに住んでいたこともあるという。お父さんがフランスの戦闘機ミラージュのエンジニアだった。社内の男性同僚達は、「ウチはブスばっかりだぜ」、と日頃は不平を言っていたのだったがLaetiiaがやって来て社内の雰囲気が変わった。なかなかの美女(「スバラシイ」とは言っていない)が入ってきて皆の視線が彼女に集中するのだった。ああ、Laetiia。 今頃どうしているだろうか? イギリス人の彼氏がいたはずだが。それから、猿と蜘蛛が大嫌いだと言っていたっけ。

職場での楽しみが一つ増えたな、と思っていた矢先、私は日本に帰国することになった。帰国してしばらくして落ち着いたある日、ロンドンの事務所に電話をする機会があった。電話に出たのは職場復帰を果たしたあの「ふくよか」で「気立てのいい」フランス人女性Lydiaだった。パリのホテルのことで話しをしたのだったが、「Lutecia Hotel」と私が口にすると、何を思ったか、Lydiaは「Laeticia !?」とあの「なかなかの美女」Laetitiaの名前を口にしてケタケタと笑うではないか!私はからかわれてしまったのだった。彼女は鋭く気付いていたのだ。疲れ気味の私の視線がオアシスを求めるように時折Laetitiaに注がれていたのを・・・。 ああ、Laetitia…….我がいとしのレティシア・・・嗚呼。

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