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2008年5月25日 (日)

奥久慈で夏鳥たちに会ってきた(最終回)

~ 幻のヤマセミとセンチメンタル・ジャーニー ~

ハイライトの場面を中心にハイキングの様子を書いてみたが、他に啄木鳥のアカゲラヤマガラカワラヒワ、巣立ち雛を引き連れたシジュウカラ、巣立ち間際のハシブトガラスの雛の声を彼方此方で聞いたり、オオタカサシバからわからない猛禽を山頂付近で見かけたり、どうも子育てをしていて近くに巣があるにちがいないホオジロの夫婦や別のキセキレイの夫婦にも威嚇されたり、最初から最後まで実に楽しいバードウォッチング兼リスニングだった。

さらに、実は確証がないので書かなかったのだが、ヤマセミ(カワセミの仲間)をちらっと見たのだった。寝不足で疲れ気味だった私は早朝の水郡線でうとうとしていた。西金駅に近づいてぼーっとした頭のままぼんやりと目を開いたのだったが、久慈川の陸橋を渡っていると平行に走る電線に、図鑑では飽きるほど眺めたことのあるヤマセミの姿が目に入ったのだった。眠気が吹き飛んでしまうほどの驚きだった。確かめるすべはない。一瞬の出来事だった。あれは、夢だったのか、幻だったのか? 次回まで「お預け」だ・・・・ 

http://www.yachoo.org/Book/Show/388/yamasemi/

痛い左足を引きづりながら帰路の電車を待つ間、久慈川を散策した。子供のこと、たぶん、小学校の高学年か中学生のころ、ここでキャンプをした記憶が甦った。キャンプ場は今も存在している。川原にでて、ヤマベ(オイカワ)釣りに興じている釣り人を眺めながら、対岸の大きな岩を目にした。あそこの岩まで行って、飛び込みをやったな、そう言えば、大きなムカデをここで見つけたなぁ。

キャンプ場の駐車場には神戸、横浜、群馬ナンバーの車が駐車して若者がこれから炊飯をしようとしているところだった。 1548分発の水郡線上り電車に乗ってまもなく雨が降り出した。上小川、西金と過ぎて、例の陸橋に差し掛かった。電線を注視したが、もちろん、そこにヤマセミの姿はなかった。 (完)

Kif_1689 Kif_1693

奥久慈で夏鳥たちに会ってきた(4)

男体山神社のオオルリに後ろ髪を引かれながら後にして歩き続ける。滝倉方面へと道が分かれるT字路のところで、サンコウチョウの囀りをふたたび聞いて、足を止めた。スーイ、ホイホイホイ。しかし、声はすれども姿は見えず、だ。山の中に入らないと駄目なのだろう。

表示版の後ろの雑木林からその囀りは聞こえてきた。Kif_1683

Kif_1685

さらに歩き続ける。典型的な里山風景のなかで、ホトトギスが囀っている。近くではウグイスも盛んに囀っている。しばらく粘ったが、ホトトギスの姿はとうとう見ることが出来なかった。そんな中で、ホオジロが印象に残った。 

あまりに当たり前すぎて、特筆する必要のない鳥と言ってしまうとホオジロに失礼だろう。実は、ホオジロは私の大好きな鳥なのだ。「日本三大鳴鳥」というと、ウグイス、オオルリ、コマドリだそうだが、コマドリの囀りは普通はなかなか耳にできないものだ。春の渡りの途中で2年前の春、1度私は自宅近くの神社でコマドリの囀りを偶然聴いたことがあるだけだ。

地元のJR駅では何故かコマドリの鳴き声が流されている。東京の鶯谷ではウグイスの囀りが流されているように。

話がそれてしまったが、ホオジロは至る所で、山頂にはさすがに居なかったが、下山を始めて少しするともうどこかの木の天辺で高らかに囀っていた。なかなか美しい囀りなのだ。身近の野鳥ではウグイスに次いで美しい囀りの野鳥だと私は思っているのだが。サイトを二つほど・・・

http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_080521088669_1.htm

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-hojiro.html

男体山ハイキングでは、最初から最後まで至る所でウグイスの美しい囀りと同じくらいか、それ以上にこのホオジロの囀りが聞こえてきたのだった。

ホオジロが囀る典型的な風景の1ショット

Kif_1680

奥久慈で夏鳥たちに会ってきた(3)

サンショウクイ

頂上付近で汗を拭いながら10分ほど休憩する。オオルリの囀りがやんだのを契機に尾根を歩き始めた。そして、お目当てのサンショウクイに遭遇した!場所は、2002年に山火事で消失して裸の枯れ木がまだ残っているところだった。

実は、2年前の御前山で出会ったのが最初なのだが、その時はヒリリン、ヒリリンという鳴き声ばかりで、姿はちっとも見えなかったのだったが。

とにかく忙しく動き回るサンショウクイだ。あっちでヒリリンと聞こえたと思ったらこんどはこっち、という具合。なかなか姿を捉えられなかったが、じっと我慢でチャンスをまって、やっと双眼鏡で姿を捉えることが出来た。その姿は飽きるほど見つめた図鑑の姿と同じだったが・・・。

下山途中にも2度、3度とサンショウクイの囀りを聞き、下山後も滝倉に向かう途中で1度囀りを聞き、空中をあっちこっち忙しく飛び回るサンショウクイを肉眼で確認した。

http://nwbc.jp/torizukan/05sanshokui.html

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-sansyo.html

ヒガラ

午前中、うっそうと茂る杉の山道を歩きながら、ヒガラの囀りを聴いた。 冬場でも例年笠原水道の野鳥の森で聞けたのが今年の冬はさっぱりだったので、ちょっと残念だった登り道の薄暗い山林道を汗だくだくになりながら歩いていると、ヒガラの「つぴち、つぴち、つぴち」、の囀りが聞こえてきて、心が弾んだ。Kif_1671

男体山頂上を出てすぐにまた至近距離で囀りを聴き、この時は双眼鏡で姿も確認できた。平地で見かけるシジュウカラより一回り小さい感じだ。

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-higara.html

ソウシチョウ

在来種でも渡り鳥でもない東南アジア原産の鳥らしい。

最初に出会ったのでは3年前の埼玉県は川角の高麗川沿いをほっつき歩いていたときだった。今まで聴いたことのない囀りはなかなか美しかった。何度か聴いているうちにやっとその姿を双眼鏡に収めたときは驚きだった。なんとエキゾチックな鳥かと。東南アジア原産だと知って納得した。

頂上付近でヒガラ、サンショウクイと出会って興奮していた直後、自分の背後からこのソウシチョウの囀りがいきなり始まって、またびっくりしてしまった。

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この囀りに呼応するかのように彼方此方でソウシチョウが一斉にさえずり始めたのでさらに驚いてしまった。生態はウグイスに似ているらしく、繁殖場所の取り合いが危惧されているようだ。

http://www.torikan.co.jp/webgairaisyu/cont/soushi.htm

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奥久慈で夏鳥たちに会ってきた(2)

オオルリ

男体山登山口に到着して歩き始めると、あのオオルリの朗々とした囀りが聞こえてきた。

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うっとりとして私は、その場に立ち尽くして聞きほれた。ハイキングコースとはいえ人が全然いない。私一人が独占しているのだった。 双眼鏡を取り出したが、姿を探すのは容易ではない。平地の雑木林とはわけが違うのだ。 結局バードリスニングで終わってしまった。 

今日はこの登山口で1回、頂上付近で1回、頂上から下山しながらの途中で1回の合計3回、オオルリの詠唱を聞いた。

最後に思いがけない出会いが待っていた。午後13時過ぎ、男体山神社に到着した直後、遠慮がちな本日4度目のオオルリの囀りを間近に聞いた。すぐそばだ。じっと立ち止まって息を潜めていると5メートルほどの薄暗い杉の木の枝にオオルリがいたのだった。そーっと双眼鏡で覗くと餌を口にくわえていた。雌へのプレゼントだろうか?

ウグイスの囀りもそうだが、遠慮がちな囀りは求愛のためだそうだ。朗々とした囀りは自分の居場所を誇示しながら縄張り宣言をするためのものらしい。この出会いは本日のハイライトの一つだった。 写真は、男体山神社。

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キビタキ、ヤブサメ、ホトトギス、センダイムシクイ・・・

頂上まで50分手前の大円地越の休憩所で連休前後には自宅付近の公園や雑木林で聞いたなつかしの囀りが聞こえてきた。キビタキだ。年配のハイカー達がやってきた。汗だくだくで息があがっている。一人の若者が私たちを追い抜いていった。ぴょんぴょん跳ねるように軽快に。ああ、うらやましい。 負けじ、と私も歩き始めた。すぐ近くで、何とヤブサメが囀ってくれた。あの、虫の泣くような声だ。(428日のブログ参照)

犬を連れた年配のハイカーにすれ違いながら、ホトトギスの囀りも聞こえてきた。金曜日に自宅で聞いたばかりのホトトギスだが、この出会い以降、あちこちでホトトギスの囀りを聞く。ホトトギスはオオヨシキリよりもむしろウグイスに多く託卵するようだ。とにかくウグイスの数が多いのには圧倒される。だとすれば、子育てをウグイスに託すホトトギスもこれだけいるのがうなづける。ホトトギスの囀りを聞くたびに姿を探したが、今日も結局姿は確認できなかった。山でのバードウォッチングの難しいところだ。

頂上までもう少しというところで朗々と歌うオオルリを聞きながら息を切らせて歩いていると、チ、チ、チ、チチョチチョビィー、とセンダイムシクイが何故か1回だけ囀ってくれた!

汗だくだくで男体山頂上に到着したのが11時半過ぎだった。

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奥久慈で夏鳥たちに会ってきた(1)

土曜日の昨日は、奥久慈の男体山に出かけてきた。

http://www.suigunsen.jp/hiking/hiking01.html

6時間近い山歩きだったが、雨も降ることなく野鳥達の囀りも多く堪能した。歩いたコースは西金駅から男体山~神社を経由して上小川駅まで。最初から最後まで途切れることなく、野鳥達のコーラスを聴きながら、お目当ての野鳥たちとの出会いもあって堪能した。

カワガラス

西金(さいがね)駅を出発して30分ほど、ウグイスとホオジロの大コーラスを聴きながら、ふと小川に目をやると、茶色い鳥が水面すれすれに飛んで行った。直感は大当たりだった。すぐ上流の浅瀬で2羽のカワガラス夫妻が餌を漁っていた。カラスの名前がついているけれどカラスではない。渓流の浅瀬で水にもぐって小魚や虫を捕まえる。尻尾をピーンと立てる仕草はミソサザイに似ている。本物のカワガラスを見たのは初めてだった!インターネットサイトから。

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-kawagarasu.html

キセキレイ

冬は自宅近くでも観察できるが、何故か4月を過ぎると子育てのために姿を消してしまう。カワガラスを観察していたら、頭上の電線でセキレイ類の囀りがいきなり始まった。見上げると、黒い頭に首から胸にかけてうっすらとした黄色の美しいキセキレイだった。近くにはもう一羽のキセキレイがいた。たぶん夫婦だろう。キセキレイの囀りを聞くのは初めてだった。 

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-kisekirei.html

サンコウチョウ

10日ほど前に思いがけないサンコウチョウとの出会いをしたばかりだったが、男体山登山口に到着する1時間のウォークの間に2ヶ所でスーイ、ホイホイホイホイ、と囀りを聞いた。囀りを聞くたびに足をとめ、目を凝らし、双眼鏡で姿を探そうとしたが、確認するのは至難の業。鬱蒼と茂る雑木林のどこにいるのかさっぱりわからなかった。しかし、サンコウチョウの囀りを聞けただけで、今日はここまでやってきて良かった、と思わずニッコリしてしまった。サンコウチョウは、午後の帰り道、滝倉沢でも1度囀りを聞いた。

写真 ① サンコウチョウの囀りが右手の山から聞こえてきた。 Kif_1667_3 ② ウグイスとホオジロが盛んに囀る里山を歩くのは本当に気持ちがよい!Kif_1687_4

2008年5月23日 (金)

ホトトギスの囀りを聞く!

キョッキョ、キョキョキョ、キョッキョ、キョキョキョ・・・夢うつつの中で確かにホトトギスの囀りを聞いた! うーん、体がだるい、ベッドの中で寝返りを打つ。そしてまた、キョッキョ、キョキョキョ、特許許可局、と聞こえてきた。今年もホトトギスがやってきたぁ!

オオヨシキリが姿を現したのは430日だった。水辺の葦で朝から晩のみならず夜通し、精力的に鳴くオオヨシキリ。このオオヨシキリが卵を産むタイミングにあわせて遅れ気味にやってくるホトトギス。絶妙のタイミングで彼らの巣に自分の卵を紛れ込ませて、他の卵より先に孵って、オオヨシキリのまだ孵らぬ卵や同時に生まれた雛を巣の外に放り出して餌を独占するホトトギス・・・。

インターネットで囀りが聞けます。

オオヨシキリ

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-oyosi.html

ホトトギス

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-hoto.html

自然の妙というか、子育てを放棄するホトトギス。カッコウやツツドリも同じ仲間だ。

このところ上期の忙しさに捉ってしまい、ちょっと疲れ気味であったが、ホトトギスの声を聞いて、心が軽くなった。そーっと、東向きの2階の窓を開けて双眼鏡で姿を探した。残念ながら、見つからない。探し物は何ですかぁ、見つけにくいものですかぁ、陽水さん、そうなんです、ホトトギスが見つかりません・・・。代わりに遠くの電線でデーデーポッポと鳴くキジバトの姿を見つけた。そのうちモズの姿も双眼鏡に飛び込んできた。家のすぐそばの庭の茂みの中から突き出た松の木の天辺で周りを睥睨している。すぐ近くでヒヨドリが煩く騒いでいる。家の人によれば、ヒヨドリが巣を構えているらしい。

早朝6時すぎのつかの間のバードウォッチングだった。

昼休みのこと、R先生と歓談。四川省の大地震の募金活動の話しをしながら、昨年8月終わりに偶然もらったコクワガタが越冬してまだ元気でいることを報告した。

終日仕事に没頭して帰宅。家の玄関でふと右手の壁にアマガエルの姿があった。早速デジカメで写真を撮った。

夕食は、なんと鰹の刺身。今朝、ホトトギスが囀ったからって、気を利かせたわけでもないだろうが・・・。目に青葉 山ほととぎす 初鰹。 月並みだけれど新緑の季節にふさわしい。

ということで、今週も無事生き延びました。明日は、天気が崩れそうらしいが、早起きして、県内北部の900メートルほどの山をほっつき歩きに行こうと思う。双眼鏡を持って・・・。

玄関のアマガエルのスナップショット(またまたピンボケです。写真の腕は超ど素人)

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2008年5月16日 (金)

義理の叔母の贈り物~何と、サンコウチョウと出会った!

思いもよらない所で、あこがれのサンコウチョウと遭遇した。

父方の義理の叔母が亡くなった。享年87歳。3年前に叔父がなくなり、その後を追うように今週はじめに亡くなった。今日は朝から忙しく、出棺、荼毘、収骨、葬儀・告別式、精進落とし、と済ませてきた。

6時起床。いそいそと朝食を食べて、車で出かける。一瞬双眼鏡を持っていこうか、迷った。ある種の予感である。2年前の晩秋、北茨城でウソに出会った時も朝の出掛けに霊感があった。200611月のブログ参照→

http://birds-eat-bookworm.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_4c0c.html

そのときは双眼鏡を持参して大成功だったのだが、今日はお葬式だ。やめとこう・・・結果的に、後悔することになってしまった。

7時半過ぎ、実家に到着。直後にもうアカゲラの地鳴きを聞いて、ああ、失敗した、と悟った。実家の家の裏手の鬱蒼と茂る森の一本の木(半分枯れかかった杉の木)にアカゲラが登場しただった。いきなり、テンションが上がってしまった。ウグイスはすぐそばの庭や、藪や崖のあちこちで囀るし、スルスルと枯れかかった杉の木の上の方で餌を漁っているアカゲラを肉眼で観察していると、シジュウカラやカワラヒワも近くにやってきて囀っている。まるで夢見たいな野鳥のコーラスショーが始まった。

午前10時前。待ち時間の間、西山荘(徳川光圀の隠居跡で有名)の近くのとある場所を散策した。あたりは林野庁所管の国有林だ。緑が一斉に吹き出した森の空気が心地よい。

亡くなった叔母の思い出。 弟が生まれる際に、母が入院して私はこの叔母のもとに預けられたのだった。雨がしとしと降るある日、庭で盛んに雑草狩りをする叔母の姿を縁側からじっと凝視していた私、当時5歳のことなのだが、その記憶が甦ってきた。 今から40数年前の4月半ばのことだった。

ウグイスのコーラスと遠くで微かにオオルリらしい囀りのする静かな森の中を通る散歩道のとあるところで佇みながら、知り合いにメールを打ちながら、そのコーラスに「ああ、イカルかな」、と思う野鳥の囀りが加わり始めた。半分無意識だ。「でも何か少し、違うナ」、という感じだった。

メールを打ち終わって、また歩き始めたちょうど、その時だった。目の前、そう30メートルか40メートル先を、すーっと、尻尾がとても長い野鳥が線を描くように左手の森から右手の森に横切っていって、また薄暗い森に姿を消した。そして、スーイ、ホイ、ホイ、ホイ、ホイと野鳥観察ガイドブックにも書いてある通り、そして、野鳥囀りCDに収録されている通りのあのサンコウチョウの囀りがすぐ近くで聞こえ始めたのだった。

その瞬間、その場に立ち尽くして、全身耳と化した私。 私は夢でも見ているのではないか?見たな、見たな、見たなーッ、あの尻尾のながいサンコウチョウを!

1分か2分、囀りに聞きほれながら、徐々に我に返りながら、双眼鏡を持ってこなかったことを後悔し始めた。

姿を見たのは、ほんの数秒、たぶん、5秒くらいだった。まるでそれは録画ビデオ再生によるスローモーションのカットのシーンのようだった。その後約30分ほど、鬱蒼としげる森の中を時々場所を移りながら囀るサンコウチョウ、つまり、バード・リスニングを堪能したのだった。やがて、私が姿を消したので周りが騒ぎ出し、弟が私を探しにやって来た。弟に一部始終を説明し、一緒に耳を澄ませるとホーイホイホイが遠くで聞こえたのを最後に、それっきりになった。

インターネットのあるサイトにサンコウチョウの姿と囀りがアップされてます!

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-sankou.html

一度見たら絶対忘れられない姿だ。写真は雄(♂)だ。雌は尻尾が短いという。かつては、普通に平地の雑木林で繁殖していたらしいが、近年はその数が激減していて、バードウオッチャーにとっては垂涎の的といえるくらいの存在らしい。

http://eco.pref.yamaguchi.jp/rdb/html/02/020096.html

このサイトにあるとおり、準絶滅危惧あり、とされる野鳥なのだ。

叔母の逝去で、たまたま、出かけた父の実家。 たまたま、待ち時間に、菩提寺の近くのとある場所をたまたま午前10時ごろ散策して、まったくの偶然で出会った憧れのサンコウチョウ。何と言う僥倖だろう。このまれに見る出会いをプレゼントしてくれたあの心温かくやさしかった叔母に、嗚呼、合掌。 サンコウチョウは叔母の化身として私の記憶に行き続けるに違いない。

2008年5月 7日 (水)

Bonjour コクワガタ君!

オオルリとキビタキ三昧の連休はあっというまに終わってしまった。連休明けの今日はいつものとおり仕事をして21時前に帰宅した。ゆっくり冷たいビールを飲んで、夕食を取り、2階へ上がる。

家の人が、昼間掃除してくれたのかすっかり整理整頓されて心地よい。ふと、長い間忘れていたコクワガタ君の虫容器に目がとまった。もう死んじゃってるかナ、などと、無責任にうそぶきながら蓋を開けて中を覗いて見る。アレーッ、ゼリー状の餌がほとんどきれいに無くなっているゾ、怪訝に思いながら、木片をそっーと持ち上げて見ると、ナ、ナ、何とコクワガタ君、どっこい元気に冬を越していたではないか!裏返しになって手足をバタバタしているけど、ちゃんと生きていたぁ~!

昨年92日以来の登場である!

http://birds-eat-bookworm.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_a9cd_2.html

何年か前、千葉県の柏近くに住んでいたときも、初秋のころアパートに飛び込んできたコクワガタ君を2匹だか3匹捕まえて虫容器で飼っていたことがある。1月くらいまでは生きていたが、2月のとても寒いある日死んでいた。

で、そのトラウマからか、今年の冬はとにかく木片もひっくり返さず、忘れた振りをしながら、もしかして、生き延びていないかナ、とひそかに期待しながらそーっとしておいたのだった。白金懐炉かなんかを入れてやろうかとかいろいろ考えたけれど、それはやめた。自然流、要するになるようになれ、ということだった。冬のぽかぽか日差しがあるときはそれでも、暖かいところに虫容器は置いたりしたのだったが、決して木片を動かしたり、鉋屑を掘り返したりはしなかった。

さっそく、冷えたエールビールをキッチンの冷蔵庫から取り出してコクワガタ君の健闘に乾杯した。今年は、結婚相手のメスを捕まえてやろう、などと思いながら。

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