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2008年7月22日 (火)

映画「東京オリンピック」を見た・・・

ブルーマンデーの昨日。一仕事終えて21時前に帰宅。この3ヶ月遅番シフト勤務なのだ。

蒸し暑い日々は冷えたビールが一番。一杯ぐーっとやっる。夕食を終えて、テレビサーフィンを始めた。BSチャンネルで、とまった。映画「東京オリンピック」じゃないか!

番組表を見ると1945分からやっている。時計は22時前だ。いや、のがしちゃったよ、という思いで、画面を食い入るように見た。マラソンのシーンと閉会式のところだったが、感動ものだった。マラソンの沿道で選手に声援を送る赤ん坊を背負った主婦の姿に思わず笑ってしまう。いまじゃ、もうこんな姿は見られない。新宿駅南口や甲州街道、制服を来た学生の姿。高度経済成長期とは言え、まだまだ日本は貧しかった。スタート前に選手のアナウンスがあるのだが、選手の名前を男性は「くん付け」で、女性は「さん付け」で呼んでいるのが微笑ましかった。こんな時代があったんだ・・・。

今はもうはるか昔のこと、記憶に埋もれた1964年。ジョン・F・ケネディが暗殺されたのは前年だった。ベトナム戦争はすでに深刻化していなかったか。3億円事件も三島由紀夫の割腹自殺事件もまだだった。吉展ちゃん誘拐事件の頃か?東大安田講堂の攻防戦はまだだった。

当時小学校3年生だった私は、市内の郵便局がある本通りで聖火ランナーを見たのだった。開会式の時は、学校が午前中で終わり、早々と帰宅。家族皆で、白黒だったけれどテレビで開会式を見たのを鮮明に覚えている。

女子バレーボールで金メダルを取って泣いた東洋の魔女たち、重量挙げの金メダリスト三宅選手と世界一力持ちのジャボチンスキー、アントン・ヘーシンクに敗れた神永選手、陸上100メートルの覇者ヘイズ、水泳のドン・ショランダー、女子体操のチャスラフスカ、そして男子マラソンのアベベ、ヒートリー、円谷幸吉。今でも名前が次々で出てくる。

観たのは最後の40分ほどだけだったが、閉会式で流れる黛敏郎氏作曲のテーマ行進曲が実によかった。44年前のあの時聞いた感動の行進曲が圧倒的な感動を伴って私の全身を貫いた、と言うと大げさだが、記憶の奥底に深く眠っていたものが何とも鮮やかに突然呼び覚まされた瞬間だった。

そして、今日は朝からそのテーマ行進曲のメロディーとリズムがずーっと私の頭から離れないのだ。行進曲が鳴り響いたまま、夕刻やれやれと仕事を終えて、徒歩でいつものように家路についた。

行進曲に合わせて汗ばみながら歩く、歩く。歩く。いつしか行進曲は、バーデンバイラー行進曲(ヒトラーがウィーン入場したときも確かこの行進曲だった)になり、某大橋をわたっている最中は何故か、ショパンの「別れの曲」に転調し、最後は再び、黛さんのあの軽快な東京オリンピックテーマ行進曲に戻って自宅に到着。ああ、汗かいた。ビールで乾杯。ようやく、行進曲が私を離れてくれたようだ。

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