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2008年9月23日 (火)

ハゼ釣り第10弾!!! イソヒヨドリの囀りを聞く!!!

お彼岸の今日、またまた「出陣」した。家の人が終日車を使うということで、駅の送迎をお願いして、鹿島大洗鉄道で水戸~大洗を往復した。従って、竿を入れた場所は大洗駅裏手の涸沼川となった。

前日、家の人が明日は終日車を使うからネ、といわくありげにのたまう。そして、釣りは無理ネ~とニヤニヤしながら付け加えるのだった。「イヤ、大丈夫。電車で大洗に行くから、問題ないよ」。呆気に取られて呆然とする家の人の顔といったらなかった!

早めに就寝しものの興奮してしまたったのか、夜中の1時過ぎに目覚めて朝まで眠れなかった。目覚ましに起こされことなく5時前に起床。家の人に駅まで送ってもらって6時前の始発の電車に乗った。617分、大洗駅到着。釣り竿2本をかついで近くの船宿でアオイソメの餌を買い、最初の釣り糸の第一投は6時半過ぎ。そして、その第一投直後、わずか30秒であっという間に美しいハゼを仕留めた! 幸先良いスタートだったが、昨日の雨の影響もあり下流への流れが速く、錘が流され、根掛かりで仕掛けを次々と失い、最初の2時間は思うような釣りが出来なかった。

9時前の段階でハゼ6匹、直後23センチのセイゴを釣り上げた。強烈な引きだった。もう一方の竿にも当たりがあったのだが、獲物の姿を見ることなくハリス切れ!をしてしまった。こちらも強烈な引きだった。逃した獲物は大きかった・・・。

10時過ぎから11時半まではまったくアタリなし。いつものことだ。そのあとの1時間はポツン、ポツンと当たりはあったが、退屈した。 そして、13時半からかなりアタリが本格化した。2本針にダブルでかかったり、一本の竿でハゼを釣り上げると、もう一本の竿の鈴がなり、こちらもアタリ。交互に竿を入れて、とにかく頻繁にアタリがあって、大きさも16センチサイズの大型ハゼが釣れた。平均14センチ前後の良型がそろい、いわゆるお彼岸のハゼ釣りを堪能した。8月のお盆の時期に比べて釣り上げるサイズが一回り大きくなっているのだった。

彼岸のハゼ、まさに旬である。しかし、周りではミンミンゼミが鳴いているのだから地球の気候は確実におかしくなっている。今週も早朝にヒグラシの鳴き声を聞いた!この時期にヒグラシ!?絶対におかしい。

しかし、今日はうれしいことがあった。イソヒヨドリの囀りを何度も聞くことが出来た。今年の4月のこと、桜が咲いていたころに一度この周辺を散策してイソヒヨドリに出会った。

その時は姿は拝んだものの囀りは聞けなかったのだった。今日は、釣り場に到着して竿入れした直後から夕方5時過ぎに納竿するまで、何度イソヒヨドリの囀りを聞いただろうか?イソヒヨドリは護岸の上で公園になっている一番奥の道路側(道路沿いに住宅街となっている)の電信柱の天辺にとまって高らかに囀った。ゆったりと釣り糸を垂れながら、釣れない時も釣れる時も、ツグミの仲間特有の美しい囀りを適当な間隔で何度も、何度も堪能することが出来た。こんな囀りです!!!

http://www.jtw.zaq.ne.jp/ginlime/isohiyodori.html

16時過ぎ、家の人から携帯に電話。家に戻ったらしい。「今日は調子がよく釣れているので18時ごろ帰る」と伝える。ところが、どういうわけか、家の人から電話を受けた直後から釣れなくなった。

今日は車なしで釣りに来たので、軽装備だった。アイスボックスを持ってこなかったのだ。釣れなくなった原因は餌にある。アオイソメは高温に弱い。常に10度前後の涼しい環境におかないと弱って死んでしまうのだ。15時を回ったあたりから、アオイソメの動きが悪くなった。16時過ぎになるとほとんど動かなくなってしまった。ああ、参ったネ。

餌は新鮮なもので生きていないと魚はあまり釣れないのだった。本日の唯一の失敗はアイスボックスを忘れたことだろう。

本日の釣果

ハゼ38+1(8センチでリリース)+セイゴ2(23センチと20センチ)

本日の夕食でまずセイゴ2匹を食べた。小振りなのでまた清蒸を作った。これが、正解だった。ロンドンで食べたあのスズキの清蒸を彷彿とさせるような味をついに完成。硬い骨と頭を残してキレイさっぱりにセイゴ2匹を食べつくし弔ったのだった。

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2008年9月22日 (月)

釣り場の風景

Kif_1785 黄金色に染まった田圃Kif_1790

3本の竿と涸沼川

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飴色の美しいハゼ!

ハゼもカレイも唐揚げにしておいしいビールの肴にして供養します・・・

2008年9月21日 (日)

ハゼ釣り第8弾、そして第9弾・・・

週末は台風騒ぎで大変だった。留学生のエクスカーションを予定したいたのだがちょうど関東にやってくるということで、金曜日のお昼の段階で、土曜日から日曜日に急遽変更した。

結果は? 台風は我々をあざ笑うかのように東の海上に逃げてしまい、アラアラ、そんナ~という空振りだったのだが、いたしかたない。本日は、職場の同僚が留学生と一緒に出かけている。そして、私は? 雨がふったりやんだりで天候は不安定だが、ハゼ釣り30番勝負の継続だ、いざ出陣、ということにした。(私は土曜日に出勤して仕事だったのだ!)

8弾は、実は先週の火曜日、たまたま職場が休みで、朝は雨だったが、午後から晴れ間がさしたので、2時間ほど車ででかけ、一本竿で9匹釣り上げた。釣り上げたハゼは隣の子供連れのご家族に献上した。

そして今日の第9弾。家の人が旧知の農家の稲刈りに招待されて車が終日使えないため、送迎の合間をぬって、10時前~13時の3時間限定だった。マイ・フィールドとなった涸沼川上流にやって来るとかなりの釣り人がいた。出遅れたぶんいい場所がない。「弘法筆を選ばず」、ではないが、空いている場所でリール竿を3本準備して早速釣りを開始した。場所じゃない、腕なんだ、と自分に言い聞かせて・・・。

今回は初めて自作の仕掛けでの挑戦だ。中通しの錘8号(普通ハゼ釣りは2号とか3号)なのだが涸沼川は流れが速く10号でも15号でも流される。2本針り用ヨリモドシを使用し、短めのハリスの2本針仕掛けにした。針のサイズも5号、6号、7号と3種類用意したのだった。

結果は?大正解だった。開始早々から、ひっきりなしにアタリがでて1時間で10匹あげた。しかし、サイズが小さい。12センチ、13センチで15センチサイズが出ない。今日は小潮で潮目が悪いからか?

途中、入漁料を徴収に来た地元の人から「あまり釣れてないみたいですけど、どうですか」と聞かれ、「来たばかりだけど、5匹上げました。サイズは小さいですね、今日は」と晴れやかに答えた私。周りの釣り人は明らかに釣れていないのを知ってのことだ。(嫌みったらしい野郎だね、君は、という内の声もするが。つまり、腕だと言いたいのかネ、・・・。そうなんじゃないッスかぁ?ととぼけながらもうれしそうな私・・・)

しかし、11時を過ぎてからパタリとアタリがなくなった。そう、魚は1日コンスタントには連れないのだ。13時までの2時間は我慢の釣り。少し雨もちらついてきた。2匹のハゼと3匹のちっちゃな沼カレイを釣り上げた。あとは、いつもの外道ヌマチチブが時折釣れただけだった。

13時と同時に納竿。まだ餌はあるし後ろ髪を引かれる思いだったが、母を稲刈り田圃に残したままには出来ない!明後日の21日がある。ということで自分を納得させて、一路自宅へ向かう。13時半、帰宅。入れ替わりで家の人が母を迎えに出かけた。

本日の釣果:

ハゼ12、ヌマカレイ3、ヌマチチブ4か5(リリース)

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2008年9月20日 (土)

老コクワガタ先生、逝く・・・

春先の鳥、夏場の魚に現を抜かしていてコクワガタ君たちのことを忘れていた。彼らは何せ夜行性なのでいつも木の下にもぐっている。夜間のそのそと這い出してきて、餌の蜜を盛んに吸っているので日頃はめったに姿を見ないのだ。餌の蜜を時折見ると、順調に減っているので元気にやっているな、と思っていたのだった。

そして、掃除でもしてやろうか、だいぶ汚れてきたし、と思って久しぶりに彼らの住居を覗いて見たら、一匹しか居ない!どうしたッ。慌てふためく私。木の下を覗くとそこには頭だけをのこしたもう一匹のコクワガタ君の遺骸があった。

生きているほうは足が6本ある。ということは今年の春先に拾ったほうだ。つまり、若コクワガタ君だ。身障者の越冬した老コクワガタ先生がやられてしまったようだ。格闘による死なのか自然死なのかは、分からない・・・。春先に見つけた若コクワガタ君が妙齢のコクワガタ嬢だったら、また展開は違っていたかも知れない・・・ 

亡くなった老コクワガタ先生の遺骸を庭先の土に返した。弔うつもりで若コクワガタ君の住居を掃除し鉋屑も新しいものに取り替えた。残った若コクワガタ君ヨ、先輩の分も頑張って生きて欲しい。 それはそれとして、若くて美人のコクワガタ嬢を何とかして見つけねば・・・。

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2008年9月15日 (月)

ハゼ釣り第7弾!

このところ毎週末は涸沼川でハゼ釣りに興じている。13日の土曜日は第7弾だった!!!子供の頃はとにかくいくらでも釣れた記憶があって、女子供でも釣れる釣りだから、まともな大人は熱中してもしょうがないんじゃないか、と思う人もいるだろう。

しかし、「たかがハゼ、されどハゼ」である。環境汚染だか保全だか知らないが、水質の悪化と護岸工事によるハゼの環境はひどいものがある。かつてハゼ釣りのパラダイスだった涸沼でのハゼの爆釣はいまや昔の話らしい。涸沼では当たり年と外れ年が2~3年ごとの周期らしく昨年は大当たり年だったようで今年も期待されているが、今のところ釣果はあまり出ていないらしい。

涸沼ではなく、涸沼川でこれまで何度かやっているのだが、毎回昼前から夕方までの6時間前後でどんなに頑張ってもハゼは25前後しか釣れなかった。この道のベテラン釣り氏によれば、針のサイズ、餌の付け方、前アタリとか合わせ方次第で釣果は伸びるという。30以上を目指して、今度こそは!と思いをあらたに釣りに出かけたのだった。

「また、釣りぃ~?」張り込みすぎる私に呆れ顔の家の人。少々後ろめたさを感じつつも、「俺は俺だぜ、仕事の合間の自分の時間を好きなことに使って何が悪い」と開き直り、休日の早朝の道路を安全運転ですっ飛ばし、私のフィールドとなった釣り場にやってきた。朝6時過ぎのことである。

潮は大潮だ。期待が膨らむ。到着した直後はまだ下げ潮の状況で川は下流に向かって流れている。すばやく準備をして、細めのアオイソメを付けて悠々と流れる川面に第一投。次の竿を準備する間もなく、鈴がなる。リーン、リーン。軽くリールを巻くと13センチ前後の飴色のハゼ君が釣れた。ああ、よかった。今日もこうしてハゼが釣れた!

1時間はパタパタと釣れた。ここまでは先週と同じ。そして、その後、先週と同じようにパタリとつれなくなった。8時過ぎに、蜆取りの船団がやってきて川のあちこちで蜆取りが始まった。これじゃあ釣りにならないネ・・・。しかし、目の前の漁師曰く「水が濁るから、ハゼは釣れっぺヨ」。

潮の下げ止まり前後は釣れないらしい。たしかに、8時~11時までで4匹しか釣れなかった。3時間で4匹だからたまらない。気の短い人はイライラするであろう。しかし、短気でも釣り好きの私の場合は、イライラもしないし、ゆったりと構える。堤防の上で黄金色に染まりつつある水田からの心地よい風を楽しみながら自分の中はまさに空っぽ、雑念はどこかに消え去り、風景の一部と化していたのだった。

昼過ぎから流れが上流に変わった。しかし、すぐには釣果はでなかった。このあたりは、先週末と同じパターンだった。遊びがてら、海釣り用に前夜購入した万能竿を投入してみる。

3本のリール竿と一本の延べ竿、合計4本の竿を投入して体制を整えた。

そして、嵐、とまでは行かないが14時過ぎからハゼがかなりのペースで釣れ始めた。一本の竿を上げるとダブル、餌を付けて投入。隣の竿をしゃくるとぶるブルッツとあたり。餌を付けて投入。この繰り返しで忙しいい釣りになった。

ハゼばっかりではつまらない。そろそろセイゴが来ないかと思っていた矢先、鈴がなった。ハゼかなぁ、と思って竿を軽くしゃくるとものすごい抵抗で魚が逃げる。セイゴだぁ!セイゴのアタリは引きのパワーに比べると意外に軽いのだった。セイゴは強烈な力で右に左に走る、走る、走る。しかし、ああ、残念、途中で針がはずれてしまった。食いが浅かったかぁ・・・。あのパワーは25センチ前後に違いない。落胆する私。

気を取り直して、鈴を付けていなかった隣の万能竿を軽くしゃくって見る。海釣用の竿は硬くてアタリが取りにくいのではぜ釣りにはむかない。それでも、2度、3度とハゼを釣り上げてくれた。軽くしゃくってみると、またまた、強烈な引きで魚が抵抗する。セイゴだった。今度は逃がさないゾ、ときっちり合わせた。ハリスも道糸も十分の装備。醍醐味のある引きを楽しみながら釣り上げたセイゴは25センチ弱(あとで計ったら23センチ)だった。

このまま16時過ぎまでハゼがポンポンと釣れ続けたが、その後またパタリとアタリが止まった。しかも、テトラポッドの手前でいいサイズがでるので仕掛けを手前に落として探っていると、次々と根掛かりして仕掛けをロスしてしまった。西の空が赤く染まった17時に納竿。今日は、まだ明るいうちに帰宅した。

釣果:ハゼ 10センチ~17センチ 40匹、セイゴ1、沼チチブ多数(リリース)

腕のいい人なら陸釣りで3時間程度で釣り上げる釣果であろう。私は110時間やっての釣果である。やはり、置竿で向こう合わせでは釣果はこれ以上延びないのだ。食いが浅いときの針のサイズ、餌の付け方もいろいろ工夫してみたが、まだまだよく体得できていない。

まだまだ、ビギナークラスの私。涸沼川の釣りは落ちハゼのシーズンも含めて来年1月末までは出来るというからこの分だと30番勝負まで行ってしまいそうである。

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2008年9月 8日 (月)

初めてのマゴチを釣る!

土曜日は理由があって出勤だった。来週からは忙しくなるし、田舎に戻っての新しい人生も決して楽ではない。どんな境遇であれ、この世で人とかかわりながら一緒に何かをするということは、あなたにとって「ストレス」になるということだ。ということで、日曜日の昨日も私のフィールドとなった川で釣り糸を垂れた。

土曜日の夜、家族と出前の寿司を久々にたべるのもそこそこに、2階の自分の部屋にあがり釣り道具に没頭している私に、家の人から「アンタ、張り込み過ぎじゃないのォ~、いい歳してぇ~」などと冷やかされたのだった。 

日曜日の朝は、5時前には目が覚めた。外はまだ薄暗い。仕事ならぎりぎりまで寝るのにこういう時に限ってぱっと目が覚める。好きなことはそうなのだ。「少年時代の熱中」を長らく忘却の彼方に封印して来たのだが、ここに来て、再び目覚め、押さえが効かなくなって来ている感じで自分でも少々怖いくらいだ。このエネルギーは何なのだ、いい歳をしてぇ・・・

はやる心を抑え、スピード遵守、安全運転で車を「すっ飛ばし」、 20分でいつもの釣り場に到着。誰もいないだろう、と思っていたのだったが、ありゃりゃぁ~、結構人がいて釣っているではないかぁ! 世の中やっぱりそんなに甘くない。

安物のリール竿2本に、父譲りの延べ竿を一本で早速釣りを開始。延べ竿はテトラポッドのすぐ先で大型のハゼを釣る為だ。いわゆる「ミャク釣り」だ。しかし、道具の用意が悪かった。2号、3号の錘を準備するのを忘れていたのだった。仕方なく5号の錘で他のリールと同じ置き竿にして、3本の竿を時折しゃくりながらの釣りとなった。

到着直後の6時からの1時間は、立て続けに良い型のハゼがポンポンと連れた。12センチから16センチ。しかも16センチのハゼは、延べ竿に掛かり私の狙いは当たった。してやったりだ。手前ほどいい型が釣れるのだ。リール竿でピンポイントを狙うのはなかなか難しいのだ。

しかし後がいけなかった。7時を過ぎてからパタリと釣れなくなった。時計はゆっくりと進む、8時、9時、10時。仕方なく、合間にブランチを取る。鶏五目と鮭のおにぎりだ。たった2個だがお腹いっぱいになる。熱中している時は食欲を忘れるのだ。

天気予報は曇りのち雨。降り出したら帰らねばと思っていたのだったが、逆に強烈な太陽が顔を出した。暑い!!!手ぬぐいを出して顔を覆い、帽子をかぶる。 持参したペットボトルのお茶はすでに飲み干し、クーラーボックスに昨夜から餌と一緒に入れておいた!ビニール袋詰めの中の氷が解けた水をペットボトルに注ぎ込んで飲む羽目になってしまった。

釣れないので周辺をゆっくり観察する余裕すらあった。背中のほうでは、相変わらずたわわに実り刈り入れを待つばかりの稲穂の上をセッカがヒッ、ヒッ、ヒッ、チャチャッ、チャチャッと時折声を上げながら飛び交う。蝉の声と一緒にモズの高鳴きも聞こえる。秋だね、もう。街中からいつの間にか姿を消したツバメの姿も見える。岸辺のあちこちでは、沢山のサギたちがテトラポッドの間を泳ぐ小魚を狙っている。そして、時折グァーと奇妙な声を上げては大空を舞う。テトラポッド周辺の小魚は良く見るとボラのようだ。

しかし、肝心の釣りの方はアタリがさっぱりない。釣れない、釣れない、釣れなーーーい。どうしたことだ。そして、ハタと気づいた。いつもなら海抜ゼロメートル地帯にあるこの川は、上流の涸沼に向かって流れるか、下流の那珂川に向かって流れるか、どちらかなのだが、この日は川がまったく動かない。潮の変わり目には一時的に潮はとまるが、すぐどちらかに流れ始めるのだが、この日はずーっととまったままなのだ。帰宅後にインターネットで調べたら97日は「小潮」で潮の干満が最低、つまり、魚の活性度が一番下がる潮なのだった。つまり、潮の状態が最悪の日に釣りをしたことになる!そういうことだったのかぁ・・・。

途中で休憩を入れたが、10匹ちょっとでは家に帰れない。家の人に見栄を張っても仕方がないのだが、張り込んで朝起きしてやってきたプライドが許さない(どういうプライドだ!)。それでも、父譲りの延べ竿に時折大型のハゼがぽつりぽつりとアタリが出たので何とか釣りになった。しかし、それ以外で釣れるのは外道で手の平をさらに一回り小さくしたサイズの超小型沼カレイ(それでも針を飲み込んでいた)やダボハゼ(沼チチブというハゼににた魚)ばかりだ(食べても美味しくないし、10センチ以下のサイズなのですべてリリース)。

それでも昼前からからはポツリ、ポツリと1時間に23匹のハゼは釣れるに釣れたのだったが・・・。 ジリジリと照りつける灼熱の太陽がいつのまにか姿を消し、西の空が曇ってきた。雲間からさす太陽光、つまり、レンブラント光線がキレイだ。 そして、一瞬、ピカッと稲妻が走った。ヤバイ! 「中年の小太り男が釣り中に落雷で死亡」、これだけは避けたい。帰り支度を始める。今日一番に貢献した延べ竿をまず仕舞う。アオイソメもなくなったことだし・・・。 とは言いつつ、どこかまだ我が心は満ち足りない。ちょうどポツン、ポツンとまたハゼが釣れだした頃合いなのに。人生はむつかしいネ。

先週使ったミミズがまだ残っているので、リール竿を片付けようと思いつつ、雷はまだ遠いし、他の釣り人たちもまだ悠然と釣り糸を垂れているしぃ~、と逡巡する私。 もう少し粘って見るか。ミミズ餌をつけて相変わらず動かない川面に向けて投げて見た。リールを巻きながらのミャク釣りだ。リールを少し巻いてアタリを待つ、なければ、また少し巻いて、さらに一呼吸いれて待つ。三度、四度と繰り返していると、いきなりグググッとアタリが来た。開高健なら「フィシュ・オンやで」と呟くだろう。

軽くあわせると強い引きだ。セイゴではない。(セイゴはまったく駄目だった。これも小潮ならうなずける。潮が流れないからセイゴたちが上がってこないのだ。) しかし、セイゴ級ですごいファイトで抵抗する。アタリの瞬間と水中での格闘、これが釣り師にはたまらない。慎重に引き寄せて一気に引き上げるとハゼのお化けのような魚。よく見ると平べったい。おお、マコチではないか!25センチはありそうだ。

これで、吹っ切れた。不完全燃焼で終わりそうだった今日の釣りに何とかインパクトを残してくれたコチ。そそくさと道具を片づけてオシマイにする。意外なクライマックスで我が心はようやく満ち足りたのだった。次は来週末の大潮狙いだネ!

昨日の釣果: ハゼ2812センチ~16センチサイズとそれ以下が半々)、沼カレイ1、そしてコチ1(25センチ弱)。ちなみにリリースした5センチ~8センチサイズのダボハゼは1015だった。 

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2008年9月 4日 (木)

秋の夜長は、釣り道具いじりと山頭火・・・

9月にはいって俄然忙しくなってきた。来週はまた留学生が大挙してやってくるのでその準備で大忙し。テンションが上がり始めた。

昨夜は30センチのセイゴを塩焼きにして食べた。食べ応えがあった。本当はイタリア風にニンニクとタイムとローズマリーのハーブで香り付けしてからローストしたかったのだけれど、仕事で疲れて帰宅したら家の人が勝手に?塩焼きを作ってしまっていた。

このところずっとビールを飲んでいたが、冷えた白ワインを飲みながら一緒に美味しく食べた。ハゼも塩焼きが添えられていて、レモン汁を絞ってたべたのだけどこんなに美味いとは!ちょっとしたシーフード・プラッターというところだった。

セイゴ(スズキの子供)を食べながら、ロンドンのハノーバーストリートにある「ランブルスコ」というイタリアレストランを思い出した。職場の人たちと残業してやれやれ、腹ごしらえ、ということでよくピザとパスタを食べたものだが、隣り合わせで瀟洒なレストランも経営していた。ある日のこと、こちらの瀟洒なレストランに入って、重い食事を取ったのだが、片言の日本語を話すイタリア人ウェイターが、「スズキ」「スズキ」とうるさい。面倒くさくて、「それをください」と言って出てきたのがその「スズキのロースト」だったと思う。勧められた白ワインはガヴィ・デ・ガヴィというこれまたイタリアの高級白ワイン。美味かったけれど、高かった。イタリア人に騙されたと半分むくれたが、スズキのローストも白ワインも本当にうまかった。

食後は2階でひとしきり釣り情報のチェック。今日は絶好の釣り日和だったな。週末は? それから、ひとしきり「釣り道具いじり」に没頭してしまった。まるで子供時代に戻ってしまったようだ。

22時過ぎ、眠くなりベッドに入る。このところ、山頭火の俳句集しか読めなくなった。カネティもリーフェンシュタールもユンガーも放りっぱなしだ。山頭火の句は、俳句のルールを無視したものが多い。季語もなければ、五七五のリズムもないのだ。それでも、これまでどこかで目にしたり耳にしたりする句でいいのが出てくるので感じ入る。ハチャメチャな人生を送った人で最後は乞食僧で全国行脚。自然を詠った句が多い。

あざみ あざやかな あさの あさつゆ (母音の「あ」の連射がいい)

かさり こそり 音させて 鳴かぬ虫が来た (普通の生活をしていたら一寸サイズ?の音も出さない虫に誰が気付くだろうか)

ふくろうはふくろうで わたしはわたしで ねむれない (昔は眠れないことがよくあったけれど、最近は5分もしないで眠れる私だが、いい句だと思う)

残念ながら魚を詠った句にはまだ出会っていない。インターネットでサーフィンした時にチラッと見かけた俳句を反芻する。

鯊の貌 大口開けて 柳腰 

地元の俳句会で詠まれたものが掲載されていたのだったが、私の目に飛び込んできた一番の出来の俳句だった。実際に釣り上げられた無念そうなハゼをしげしげと見つめないとこの句は分からないかも知れないが、私にはピーンと来る句だ。

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