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2008年9月 8日 (月)

初めてのマゴチを釣る!

土曜日は理由があって出勤だった。来週からは忙しくなるし、田舎に戻っての新しい人生も決して楽ではない。どんな境遇であれ、この世で人とかかわりながら一緒に何かをするということは、あなたにとって「ストレス」になるということだ。ということで、日曜日の昨日も私のフィールドとなった川で釣り糸を垂れた。

土曜日の夜、家族と出前の寿司を久々にたべるのもそこそこに、2階の自分の部屋にあがり釣り道具に没頭している私に、家の人から「アンタ、張り込み過ぎじゃないのォ~、いい歳してぇ~」などと冷やかされたのだった。 

日曜日の朝は、5時前には目が覚めた。外はまだ薄暗い。仕事ならぎりぎりまで寝るのにこういう時に限ってぱっと目が覚める。好きなことはそうなのだ。「少年時代の熱中」を長らく忘却の彼方に封印して来たのだが、ここに来て、再び目覚め、押さえが効かなくなって来ている感じで自分でも少々怖いくらいだ。このエネルギーは何なのだ、いい歳をしてぇ・・・

はやる心を抑え、スピード遵守、安全運転で車を「すっ飛ばし」、 20分でいつもの釣り場に到着。誰もいないだろう、と思っていたのだったが、ありゃりゃぁ~、結構人がいて釣っているではないかぁ! 世の中やっぱりそんなに甘くない。

安物のリール竿2本に、父譲りの延べ竿を一本で早速釣りを開始。延べ竿はテトラポッドのすぐ先で大型のハゼを釣る為だ。いわゆる「ミャク釣り」だ。しかし、道具の用意が悪かった。2号、3号の錘を準備するのを忘れていたのだった。仕方なく5号の錘で他のリールと同じ置き竿にして、3本の竿を時折しゃくりながらの釣りとなった。

到着直後の6時からの1時間は、立て続けに良い型のハゼがポンポンと連れた。12センチから16センチ。しかも16センチのハゼは、延べ竿に掛かり私の狙いは当たった。してやったりだ。手前ほどいい型が釣れるのだ。リール竿でピンポイントを狙うのはなかなか難しいのだ。

しかし後がいけなかった。7時を過ぎてからパタリと釣れなくなった。時計はゆっくりと進む、8時、9時、10時。仕方なく、合間にブランチを取る。鶏五目と鮭のおにぎりだ。たった2個だがお腹いっぱいになる。熱中している時は食欲を忘れるのだ。

天気予報は曇りのち雨。降り出したら帰らねばと思っていたのだったが、逆に強烈な太陽が顔を出した。暑い!!!手ぬぐいを出して顔を覆い、帽子をかぶる。 持参したペットボトルのお茶はすでに飲み干し、クーラーボックスに昨夜から餌と一緒に入れておいた!ビニール袋詰めの中の氷が解けた水をペットボトルに注ぎ込んで飲む羽目になってしまった。

釣れないので周辺をゆっくり観察する余裕すらあった。背中のほうでは、相変わらずたわわに実り刈り入れを待つばかりの稲穂の上をセッカがヒッ、ヒッ、ヒッ、チャチャッ、チャチャッと時折声を上げながら飛び交う。蝉の声と一緒にモズの高鳴きも聞こえる。秋だね、もう。街中からいつの間にか姿を消したツバメの姿も見える。岸辺のあちこちでは、沢山のサギたちがテトラポッドの間を泳ぐ小魚を狙っている。そして、時折グァーと奇妙な声を上げては大空を舞う。テトラポッド周辺の小魚は良く見るとボラのようだ。

しかし、肝心の釣りの方はアタリがさっぱりない。釣れない、釣れない、釣れなーーーい。どうしたことだ。そして、ハタと気づいた。いつもなら海抜ゼロメートル地帯にあるこの川は、上流の涸沼に向かって流れるか、下流の那珂川に向かって流れるか、どちらかなのだが、この日は川がまったく動かない。潮の変わり目には一時的に潮はとまるが、すぐどちらかに流れ始めるのだが、この日はずーっととまったままなのだ。帰宅後にインターネットで調べたら97日は「小潮」で潮の干満が最低、つまり、魚の活性度が一番下がる潮なのだった。つまり、潮の状態が最悪の日に釣りをしたことになる!そういうことだったのかぁ・・・。

途中で休憩を入れたが、10匹ちょっとでは家に帰れない。家の人に見栄を張っても仕方がないのだが、張り込んで朝起きしてやってきたプライドが許さない(どういうプライドだ!)。それでも、父譲りの延べ竿に時折大型のハゼがぽつりぽつりとアタリが出たので何とか釣りになった。しかし、それ以外で釣れるのは外道で手の平をさらに一回り小さくしたサイズの超小型沼カレイ(それでも針を飲み込んでいた)やダボハゼ(沼チチブというハゼににた魚)ばかりだ(食べても美味しくないし、10センチ以下のサイズなのですべてリリース)。

それでも昼前からからはポツリ、ポツリと1時間に23匹のハゼは釣れるに釣れたのだったが・・・。 ジリジリと照りつける灼熱の太陽がいつのまにか姿を消し、西の空が曇ってきた。雲間からさす太陽光、つまり、レンブラント光線がキレイだ。 そして、一瞬、ピカッと稲妻が走った。ヤバイ! 「中年の小太り男が釣り中に落雷で死亡」、これだけは避けたい。帰り支度を始める。今日一番に貢献した延べ竿をまず仕舞う。アオイソメもなくなったことだし・・・。 とは言いつつ、どこかまだ我が心は満ち足りない。ちょうどポツン、ポツンとまたハゼが釣れだした頃合いなのに。人生はむつかしいネ。

先週使ったミミズがまだ残っているので、リール竿を片付けようと思いつつ、雷はまだ遠いし、他の釣り人たちもまだ悠然と釣り糸を垂れているしぃ~、と逡巡する私。 もう少し粘って見るか。ミミズ餌をつけて相変わらず動かない川面に向けて投げて見た。リールを巻きながらのミャク釣りだ。リールを少し巻いてアタリを待つ、なければ、また少し巻いて、さらに一呼吸いれて待つ。三度、四度と繰り返していると、いきなりグググッとアタリが来た。開高健なら「フィシュ・オンやで」と呟くだろう。

軽くあわせると強い引きだ。セイゴではない。(セイゴはまったく駄目だった。これも小潮ならうなずける。潮が流れないからセイゴたちが上がってこないのだ。) しかし、セイゴ級ですごいファイトで抵抗する。アタリの瞬間と水中での格闘、これが釣り師にはたまらない。慎重に引き寄せて一気に引き上げるとハゼのお化けのような魚。よく見ると平べったい。おお、マコチではないか!25センチはありそうだ。

これで、吹っ切れた。不完全燃焼で終わりそうだった今日の釣りに何とかインパクトを残してくれたコチ。そそくさと道具を片づけてオシマイにする。意外なクライマックスで我が心はようやく満ち足りたのだった。次は来週末の大潮狙いだネ!

昨日の釣果: ハゼ2812センチ~16センチサイズとそれ以下が半々)、沼カレイ1、そしてコチ1(25センチ弱)。ちなみにリリースした5センチ~8センチサイズのダボハゼは1015だった。 

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