« 連日のセイゴ釣り・・・ | トップページ | ウグイスの初鳴きを聞く! »

2009年3月 2日 (月)

セイゴ狙いで何とボラが釣れた・・・

金曜日は雪が降った。土曜日は前日の雪が嘘のように晴れてポカポカ陽気だった。そして、今日は朝から寒~い陽気だった。天気予報は午後から雨だとも。

午前中はベッドの中でゴロゴロしながら大前研一氏の「さらばアメリカ」を一気に読破した。斜め読みだ。同氏はもともと理科系でアメリカの大学で博士号を取ったもののその後のキャリアはコンサンルティング業であり、経済評論でも東大の経済学部出身者がタジログほどの鋭い論評を発表している著名な経済評論家でもある。アメリカで博士号を取った日本人を身近に知る自分だが、実際に接して見てその英語力は半端ではないことは承知している。そして、大前氏の英語力もずば抜けていることで定評がある。アメリカやイギリスの一流紙への寄稿数も抜群に多い日本人だ。

釣りの合間にアメリカについて片っ端から本を読んでいるのだが、秀逸なアメリカ論は意外と少ない。いまだに、トクビルの「アメリカの民主主義」を超えたアメリカ論がない、と言われるくらいだそうだ。アメリカは言って見れば自己完結した一つの世界だ。中国論にも興味があるのだが、中国もそうだ。アメリカとは何か、中国とは何か、と大上段に振りかぶって言葉で捕まえようとしても、それぞれその多様性故にするリと抜け落ちてしまう懐の深さがある。

同氏はITバブルから9.11を経てアメリカが変わってしまったことを嘆いている。かつ自分が1960年代に学んだあの懐の深い公正なアメリカは何処へ行ってしまったのかと。三権分立のアメリカに第4の権力(ウォールストリート)が無法状態でやりたい放題をしてしまった。そして、バブル崩壊の処理にしても全然日本の失敗を学んでいない、行き当たりばったりの愚策を重ねている。

ベネディクト・アンダーソンの「想像の共同体」でもどこかに指摘があったけれど、アメリカという巨大な国は、外部に敵がいないと国としてのまとまりが保てないのだという。冷戦の終了によってソ連という外部の「悪=敵」を失ったアメリカは、次々と敵を作り上げて無法な戦争を仕掛けている。例外はイスラエル。アメリカとイスラエルは一心同体。アメリカに睨まれたらあなたは最後だ・・・。かつて日本も苛められ逆切れして戦争を仕掛けた歴史を思い出そう。

大前氏によればアメリカの外交とは内政の反映にすぎないのだ。何々ぃ、それはどこかの国、そう中国と同じじゃないかぁ!(「中国問題の内幕、ちくま新書、清水美和著を参照)。

世界的なバブルを招いた原因の一つはいわゆる先進国の金余り状況なのだという。行き場を失った先進国の資金は、不動産、商品先物分野で次々と高値をつけてその究極があやしげで詐欺まがいのサブプライムローンを組み込んだウォールストリートの新たな金融商品だった。

1929年の世界恐慌に匹敵するかそれを上回る金融危機ということらしいが本当の恐ろしさはこれからジワジワと世界に現れてくることになりそうだ。誰にも予測のつかない制御しがたい奈落。結局、1929年の恐慌は第2次世界大戦という「有効需要」によって破綻の淵から甦ったらしいのだが、そのためにどれだけの人が命を奪われどれだけの被害と惨禍を世界にもたらしことだろうか?だとすると、前回を上回る規模といわれる今回の世界恐慌を乗り越えるためには何がどれだけ犠牲にされるのか、いまのところ想像もつかない。徐々にボディブローが効いて来て、ある日誰も予想がつかない破局が訪れるかも知れない。

それにつけても昨今の日本の政局の混迷には呆れてものも言えない。政治家のレベルがこんなにも低いのかと思うとウンザリする。とは言っても、政治とは国民の反映でもあることを思えば、我々日本国民も現在の政治家並に「劣化」しているということだろう。

などと、いつになく物思いに耽っていたお昼過ぎ、外は一時的に陽が差してポカポカして来た。すかさず、釣竿を持って午後は那珂川河口に出かけた。もちろん、セイゴ狙いだ。

結果は?空振りだった。潮目は中潮。決して悪くはないと思うのだが。しかし、35センチのボラが外道で釣れたのが唯一の救いである。ボウズじゃなかった・・・。

Photo

Photo_2

« 連日のセイゴ釣り・・・ | トップページ | ウグイスの初鳴きを聞く! »

釣り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 連日のセイゴ釣り・・・ | トップページ | ウグイスの初鳴きを聞く! »