« メバルとアナゴ釣りに初挑戦! | トップページ | コノハズク、黄色いロールスロイス、アンパンマン、ドンコ・・・ »

2009年5月10日 (日)

メバル釣り第2弾~超小型カサゴを釣る・・・

連休後半はプライベートなことで上京。知り合いのシングルマザーが子育て奮闘中でストレスを溜めたため急遽「お助けマン」として登場する羽目になった。昨年11月のディズニーランド以来だ。まるまる2日間、その2歳半という女の子のお守り役で近くの公園で三輪車に乗せたり、砂遊びをしたりヤギや羊に餌をやったり、すべり台で遊んだり、家の中で積み木遊びやミニ機関車遊びをしたり、日本語の絵本を読んだり、いっしょにディズニーのDVDを見たり、ご飯を作って食べたりで子育ての経験のない自分にはすべてが新しい体験で新鮮でもあり楽しくもあった。が、正直やっぱり終わって見たらぐったり疲れたネ。子育てはやっぱり大変だと実感。母は偉大なり、である。

疲れを引きずって連休明けの後半はまじめに仕事をして待望の週末。昨日の土曜日はゆっくり目を覚まし、CDで野鳥の囀りを聞く。4月半ばに出合ったコサメビタキの囀りを何度も聞く。渋い囀りだがなかなか美しいと思う。ついでにトラツグミの囀り。あんな大きい体してこんな幽玄な囀りをするのだから不思議なものだ。

ポカポカと初夏の陽気に気持ちよくなり「釣り道具いじり」を始めた矢先に電話がなった。勤務先の隣の部所の責任者からだった。土曜日に勤務するはずの学生アルバイトが来ていないという。「分かりました、すぐ行きます、15分で・・・」。

ということで、のんびり気ままに男の遊び道具に興じていた気分は壊れ、やれやれと溜息をつきながら車で職場へ向かった。学生に連絡すると、「スミマセン、寝坊してしまいました」。「大丈夫ですよぉ~。早く来てくださ~い」。自分の学生のころを思い出した。若いというのはうらやましい。いくらでも寝られるのだ。シングルマザーの2歳半の幼児に至っては10時間の夜の睡眠プラス昼間の2時間~3時間の昼寝。1日の半分以上は眠っている。

帰宅するともうお昼。家の人は地元の野球場で行われるイースタンリーグの巨人対西武戦の試合の招待券をもらったとかで早々と車で出かけていった。車がなければ釣りに行けない。仕方なく、一人留守番をしながらベッドに入り本を読むことにする。

「対論・異色昭和史」 鶴見俊輔・上坂冬子(PHP新書)

「君子の交わり、小人の交わり」 養老孟司・王敏(中公新書ラクレ)

「本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー」 養老孟司・竹村公太郎(PHP新書)

いずれも対談集で肩が凝らずに読める。斜め読みである。上坂冬子氏は保守派の論客で最近亡くなられた。鶴見氏については学生時代に友人が読んでいた「転向」(思想の科学)を編集した哲学者。べ平連で小田実らと活躍したリベラル左派の人。まさに異色の対談だ。アメリカの赤狩りの影響で自殺したハーバート・ノーマンやアメリカの学界から追放されたオーウェン・ラティモア、それとの関連で都留重人の話。ゾルゲ事件や尾崎秀実のこと。最近は明治維新から昭和の大東亜戦争敗戦までに関する本を読み漁る自分だが、昭和の空気を知る人の話は、歴史としての事実と評価とは別次元に属すると思うが話としては興味深い。結局本当のところは誰もわからないのだと思う。もっともありそうなこととして人間理性にもとずいて推論するのが歴史というものだろう。

養老氏の本は売れすぎているので今まで敬遠してきたのだけれどこの機会にまとめて読んで見ようと思っていた。理科系人間による文化系人間の批判として「目から鱗」の指摘が随所にあって刺激がある。近代日本の歴史の総決算の一つとして大東亜戦争の敗北があるが、理科系の竹村氏の昭和15年の石油産出量のグラフを出して語る説得力は誰も否定できない。それによるとアメリカが圧倒的に算出、次がソ連だった。中近東は当時まだスズメの涙程度だった。驚くべき事実として、ルーズベルト大統領は1940年にすでにサウジアラビアで石油利権の布石を打っている話。ヒトラーはなぜ独ソ戦に踏み切ったかと言うとファシズムと共産主義が水と油からではなく、単にコーカサスに石油を取りにいったから。第三帝国を作って見てヒトラーは帝国を支えるには膨大な石油が必要だということに気付いた。だからスターリングラードなのだ。石油禁輸が日米開戦の究極の原因というのは昭和天皇も認識していたようだが、独走した軍部には資源のことより戦争による出世があったこと。

話は飛ぶが、何故に日本が軍国主義になったのか?分かったような気がした。明治維新・日清戦争・日露戦争と日本が力をつけていくにしたがって軍部は一つの大きな官僚組織、つまり既得権益化していく。そして、平和とは出世の道がなくなることでマーケットとしての戦争が必要であった。これって、第2次世界大戦後のアメリカのことにも通じるのではないか?アイゼンハワーの言った「産軍複合体」は第2次世界大戦、冷戦を通して巨大化し冷戦が終わってどこにも敵がいないので軍縮すればいいのを、テロリストへの戦争とか悪の枢軸「イラク・イラン・北朝鮮」とか「文明の衝突」とかいろいろ理屈をつけて既得権益を守り一艘の肥大化(特に通常兵器のハイテク化)し自らを維持しようとする力がアメリカの政治外交を動かしているのである。

王敏女史との対談は養老氏の守備範囲の広さを証明してくれる楽しい読み物だ。宮沢賢治に惹かれて日本留学に来た王敏女史は文化大革命世代である。中国と日本は異文化であると言い切る。どこが共産主義なのか分からない中国は結局儒教的=都市文明的であるのに対し、日本は仏教的で都市文明になりきっていないところがある。中国の山には昆虫がほとんどいないから野鳥も極端に少ない、という養老氏の後書きにはぞっとする。日本は「死んだらオシマイ」=もともこもなくなって平等になってしまうが、中国は死後の世界があって悪人は地獄に行って火炙りやら惨い刑が待っている。善悪二元、陰陽、すべてを二項対立でとらえ白黒をはっきりさせるのに対して、日本は仏教の慈悲ですべてを包んでしまう、つまり、曖昧でもある。中国人は日本を自らの文明の亜流としか見ないという誤解、一方日本は中国の古典の世界を自らの日本文化の独自性の延長で理解してしまうため、現実の中国が見えてこない・・・。異文化コミュニケーションに関わる仕事をしている自分としてはとても参考になる本だ。

夕方は2軍の巨人が勝利したことで気を良くした母が「母の日」前倒しで寿司の出前を取る。母の日は明日なのに・・・。もぐもぐ食べながら19時過ぎに車で大洗で夜釣りに出かけた。

メバル釣り第2弾だ。今日は大潮だが、満潮は17時。タイミングは良くない。大洗漁港は思ったより空いていた。前回と同じ場所で早速竿を出す。立て続けにアナゴが2匹。それに、中堤防の海側で目測18cmの良型のメバルを釣り上げた。が、その後干潮の潮どまりまでアタリは止まった。23時前、ようやく魚が食いだした。手始めに釣れたのが何とカサゴである。赤い10cm弱の超マイクロ型。リリースすべきだが、我が釣歴において最初の一匹なのでキープすることに。可哀想なメバル君。これが君の運命だったとは。その後、シャコが釣れ、続けて小さなハゼ2匹が釣れるがリリース。そして、アナゴがポツンポツンと釣れだし、漁港側の縁でフカセ釣りを試みるとポツン、ポツンと5匹のメバルが釣れた。すべて目測14cm~15cm。先週より若干大きくなった。 

マラソンをしていると「ランナーズハイ」という「恍惚の瞬間」あるという。釣りも同じだ。魚のアタリを楽しみながら釣り上げ、針から外し、餌を付けてまた探り釣りをする。あちこち移動してまた魚のアタリを取って・・・・・繰り返し繰り返ししていると疲れも眠気も感じない。体全体がハイな状態になる。アタリが遠のいたなと思って時計を見ると満潮に近い深夜2時過ぎだった。

あわてて片付けをして家路に着いた。今日のの母の日のちょっとしたプレゼントが出来たなと安堵しながらベッドに入るが「フィッシングハイ」(釣りの興奮と陶酔)からか30分ちかく寝付けなかった。

釣果 メバル6、アナゴ6、シャコ1、カサゴ1、ハゼ2(リリース)

Mebaru2

« メバルとアナゴ釣りに初挑戦! | トップページ | コノハズク、黄色いロールスロイス、アンパンマン、ドンコ・・・ »

釣り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« メバルとアナゴ釣りに初挑戦! | トップページ | コノハズク、黄色いロールスロイス、アンパンマン、ドンコ・・・ »