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2018年6月 7日 (木)

入院日記 手術後(最初の一週間) ~ その3

5月17日(木)~22日(火)

手術後の虚脱感で一日一日が真っ白のまま過ぎ去った。虚ろな気分で本を読んでは、うとうと眠る。

3度の食事以外に口にするのはミネラル・ウォーターと薬(痛み止め)だけだ。幸いなことに痛みはほとんどない。

リハビリ・ステーションでトレーナーの指導のもとにリハビリが始まった。午後の1時間である。 上半身(松葉づえを使うため)と両足の運動だ。寝たきりなので、足の筋肉はあっという間に衰えるらしい。松葉づえの練習は、日一日と距離が伸びた。最初は、50メートルでも息が上がったが、100mくらいまでは歩けるようになった。

松葉づえは退院して自宅療養するための準備で、入院中の移動は基本的に車いすだ。その車いすも看護婦付き添いでの移動だったが、ようやく後半からは自分で好きな時に自由に動いていいという「院内フリー」の許可を担当医からもらうことが出来た。

入院患者な弱者である。自分はそうでないと思っても病院関係者はそういう対応をするために衝突はしないが、カチンとすることを言う関係者もいることに気づいた。その立場にならないとわからないのだ。

足の骨折がこんなに大変だとは・・・・・。退屈しのぎに部屋に備え付けのテレビをつけるようになったが、どのチャンネルも同じニュースばかりですぐに飽きてしまう。北朝鮮問題と日大アメフト問題がメインだ。阿部総理にからむ財務省の文書改ざん問題。明るいニュースと言えば、大リーグの大谷の活躍ぐらいだろうか。 

5月23日(水)晴れ時々雲

朝4時に目が覚める。トイレを済ませて、左足の指の運動を時折しながらホッブスボームを読む。

そとから例によってイソヒヨドリの美しいさえずりが聞こえる。入院直後から毎朝、毎夕、日中も時折聞こえるこの野鳥のさえずりを聞くたびに心が和む。

入院してから2週間が経過したが足の回復にはほど遠いというのが実感である。気が滅入る。朝の回診で手術の傷の手当て。これで3回目。足首の内側の水疱はかなり良くなっているとのこと。安心する。傷についてはもう心配はいらないらしい。瘡蓋ができたと思ってればよろしいという。

担当医師より昨日の血液検査を踏まえ足の血管に血栓ができていないかエコーの検査をすると言われる。

回診終了後、母に電話。実家は異常なし、父は新聞を読んで横になったばかりとのこと。お金は弟が来たら渡す段取り予定である旨伝えた。弟とはラインで確認した。

14時ぐらいから約1時間リハビリ。松葉杖で結構あるく。屈伸が気持ちいい。

汗を流して車イスを自分で操縦して部屋に戻る間もなく、今度は血栓のエコー検査に出かける。終了してベッドに横になったのは16時半前だった。

ベッドでホッブス・ボームを読んでいると担当医がきて血栓の方は問題なしとの報告。ほっとした。

 

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