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2018年7月11日 (水)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その4

7月9日(月) 曇り後晴れ、夕方一時雨

両足歩行開始して今日は4日目。

朝食(海老シュウマイ、シリアル、ヨーグルト)後、装具をつけたがむき出しの左足首周辺は昨夜よりは和らいだものの腫ぼったいままだ。

デイケアに出掛ける父を見送り、午前中は、歩行練習を繰り返し行う。装具はシーネよりかなり重く不自由だが、両足で歩ける喜びは大きい。

合間にユンガーの日記を辞書を引きながら読み続ける。この日記(Siebzig Verweht)は、ユンガーが70歳になった翌日の1965年3月30日から始まっている。私は、当時数え年で10歳と15日だった。日記文学のいいところは、最初から読み通す必要がないことだ。気ままに、自分が気になるところを思いつくままに読める。些末なことも書いてあるが、ふと漏らす本音や省察はすべてを理解する(出来るわけがない)必要はなく、適宜読み飛ばしながら自分に引っかかるものから自分の妄想を膨らませるきっかけを見出す楽しみがある。

お昼は2週間ぶりにカツサンドを作って食べる。

BSで映画「テレフォン」を見る。チャールズ・ブロンソン主演。1978年制作でブロンソンの映画は結構見たが、この映画は記憶がない。

スリーパーという敵国に普通の市民として生活し、ある状況が到来したら行動を起こすスパイがいることは知られている。

日本でも北朝鮮のスパイ事件があったし、昨年だかアメリカで冷戦末期にスリーパースパイで潜入し、冷戦終了後も祖国のために覆面のままアメリカ市民として生活を続けていたロシア人の記事を読んだ。

映画では、パスワード(詩人フロストの詩の一節)を聞くと潜在意識に作用して本人は命知らずのテロリストになる恐ろしい洗脳を受けたソ連スパイたちが、ソ連当局上層部の内部の抗争で暴走する。組織内部の裏切り者が次々とスリーパーにシグナルを送ってテロ行為の実行する。ブロンソンはKGB からの指令を受け、この裏切り者を消す役回り。

もともとは、核戦争が起こったら米国内部を撹乱するのが目的でソ連が米国へ送り込んだスパイたちだが、映画が作られた当時はデタントの時代で核戦争の危機は遠のいていた背景があった。

ロシアは冷戦が終わってもスパイ活動は活発にやっている。イギリスでの神経ガスによる殺人で物議を醸したのも記憶に新しい。

ロシアだけではない。本家のイギリスやアメリカは勿論、中国も相当に悪どいことをやっていることは常識だ。そして、蛇足にはできない、特筆すべきなのがイスラエルのモサドだ。この国は、核兵器すら所有しているのは「open secret 」だと言われている。

夕食は、茄子のオリーブ油炒めともろきゅうを肴に缶ビール(小)を飲む。仕上げは、銀座ナイルのチキン・カレー。足が完治して上京したらムルギ・ランチを食べに行こう。最後に食べたのはいつだったか。

西日本の大雨災害は日に日に拡大するばかりた。死者は100名を越えた。雨は収まったようだが。

タイでは洞窟に閉じ込められた少年たちの救出が始まったらしい。現時点で4名の救出が確認された。

大リーグで戦列に復帰した大谷選手が代打で勝ち越しホームランを打った。

東京の親しい知人とラインのやり取り後、就寝。

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