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2018年9月12日 (水)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その68

9月10日(月) 曇り、一時雨

5時半の目覚め。9月に入ってセミの声を聞かなくなり、朝晩がひんやり涼しくなった。秋来たる、だがこの1週間は西の台風、北の地震で散々だった。北海道の地震の死者は40名を越えた。

歩く練習をしていかに左足がいまだ不自由なことにがく然とする。筋肉、筋、骨と節々があちこちで悲鳴を上げている感じだ。まだまだ堅くぎこちない。自在に動く右足との差は大きい。

石窯パン、レタス、トマト、サラミ、ミルクの朝食を食べる。新聞はお休み。

父はデイケア、私は母を手伝い、家の掃除機かけ。涼しいが、やはり汗はかく。

2階で休みながら日記を書いたりしているともう昼になってしまった。

ガーリックトーストとカップ焼きそばを食べた午後一番、母の使いで外出。郵便局へ入金と記帳。帰りに介護洋品を買う。

14時過ぎ、家に戻りやっと落ち着く。2階で「聖母のいない国」を読み続ける。ヘミングウェイは61歳で自殺。医者だった父も自殺。この本の原稿が書かれた頃(2001年)、息子が69歳で自殺。マーゴという女優になった孫もその前に自殺している。何という家系だ。ヘミングウェイ自身、子供のころ女の子の服装で育てられ(オーストリアの詩人リルケも同じ)、ジェンダーの問題があったらしい。マッチョな男の世界に突き進んだヘミングウェイではあるが、「日はまた昇る」はちょっと違う。主人公に見える語り手のジェイクは何故に性的不能者なのだろうか、主人公ではあってもの物語ではたんなる傍観者であってヒーローとは言えない。ヒロインは、「男殺し」の離婚歴がある伯爵夫人。金には不自由しない高等遊民である3人の男と1人の女がパリとスペインで、酒と賭博と色恋沙汰にふける物語なのだが、美しいあばずれ、魔性の女は、最後にスペインの闘牛士との色恋を振り捨て、結局性的不能者のジェイクと落ち着く。このヘミングウェイを扱った章のタイトルは「不能であることの希望」。男は、挑発する女には苦悶と嫌悪を感じながらも肉欲を断念することから得られる自由を、女は不能故に男に対する警戒からの自由をそれぞれ享受することで、二人の間には兄妹あるいは姉弟のような親密さが生まれる。21世紀の今日、日本でも「草食男子」と「肉食女子」という言葉があるくらいだ。「日はまた昇る」は早すぎた小説だった。

17時過ぎ、夕食の準備をして父が戻ると、外は真っ暗になる。直後、土砂降りが始まった。

夕食:サワラの西京焼きと韮卵とじでビールを飲む。残り物とご飯少々で仕上げ。今年はサワラをよく食べる。なかなか美味な魚だ。漁獲の多い西日本では刺身で食べるらしい。

大相撲が昨日から始まった。休場所が続いた地元出身の稀勢の里は2連勝。今日は押し込まれてちょっと危なかった。場所を通して成績を残せるか?

退職した職場と連絡がとれ来週18日火曜日に挨拶に上京することになった。

シャワーを浴びてテレビを見ていると、ウラジオストックからロシアのプーチン大統領と安倍首相の共同記者会見の中継が始まった。クリミア併合による経済制裁、イギリスの毒ガス事件、シリアの内戦をめぐるアメリカとの対立、アメリカの大統領選への介入疑惑など、何かと騒がしいロシアだ。ロシアとの北方領土問題の解決と経済協力は、北朝鮮の非核化・拉致問題解決と経済協力(国交締結と戦争賠償)とパラレルに見える。何れも日本がアメリカの傘下にいる限り(実質的な保護国)、日本が自らの力で解決するのは無理ではないかと思えて仕方がないのだが。

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