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2018年9月 4日 (火)

入院日記 リハビリ・直立歩行編 その60

9月2日(日) 雨、後曇り

4時にに目が覚めてから眠れなくなる。外から聞こえる雨の音を聞きながら、何度も寝返りを打つ。

仕方なく、読書灯を点けて、コリン・ウィルソンの「知の果てへの旅」を読む。才能は屈折する、と言うウィンダム・ルイス論。名前だけは知っているが実体を知らない英国の作家。

6時過ぎ、本を置いてテレビを点ける。いよいよ台風21号が勢力を増しながら日本に上陸するようだ。

世間を騒がすことは日々起きているけれど、井上陽水の「傘がない」だ。自分にとって大事なことは、普通の2本足歩行に戻ること、いまはそれだけ。

それでも、昨夜、チラッとテレビで見た特集番組で、南海トラフ大地震が2030年までに、70%から80%の確率で日本を襲う、と言う専門家の予測は大変気になった。東日本大震災クラスの地震が関西、東海、関東を襲うと言う。シミュレーションでは、日本のこれまでの繁栄の蓄積を遥かに超える被害(日本のGDPの10年分=日本が2度と立ち直れないような規模)をもたらす可能性があるらしい。

リハビリではアキレス腱の屈伸を入念にやる。朝食(石窯パンのロースハムサンドとミルク)をとり、日記をつける。

午前中の大半は2階で過ごす。冷房も扇風機も必要なし。だが、涼しくなっても、精神活動は緩慢なままだ。ぼんやりと、今日も懐メロを聞きながら時間をうっちゃる。

昼食:石窯チーズピザ、混ぜご飯にコーヒー。

「仕事の流儀」で昆虫写真家の栗林慧(さとし)氏の特集を見る。御年79歳、生涯現役のプロカメラマン。人生の総決算として東京で個展を企画、その目玉は蛍に絞った。長崎の自然豊かな自宅近くの小川のそばで、最後にたくさんのゲンジボタルが小川の水面に反映しながらキラキラ光る幻想的シーンを撮影する場面は素晴らしかった。しかし、正直に言えば、先日見たインドネシアのスマトラ島の蛍の圧倒的な輝きに比べるとどこか物足りない感じ。

残りの午後も2階に閉じこもって懐メロに熱中する。人生の記憶の中で、音と情景が結び付いたあれやこれやの場面の瞬間がフラッシュのように甦り、しばし気分の高揚を味わう。気がつけば夕食の時間だった。

夕食:ビール、オーストリア牛、サワラの西京焼きにご飯少々。

東京のYちゃんは、明日から秋の第2学期が始まる。今日は宿題をやったりママとお出掛けしてるのかと思ってラインで連絡したら、2学期の塾のクラス分けテストらしい。

コリン・ウィルソンの「知の果てへの旅」を読み続ける。ナチスの台頭と破滅の予感の中で人々の享楽と退廃を描いたミュージカル映画「キャバレー」のもととなった「さらばベルリン」を書いたクリストファー・イッシャーウッドについての章。タイトルは、文学の正統。ヘミングウェイやヘンリー・ジェームス、バーナード・ショー、果ては、ジョイスやプルーストの創作の源について比較考察される。興味深く読みつつも、昼間、懐メロに熱中し過ぎでエネルギーを使いすぎたのか、この手の本を読むに必要な集中力と根気が続かず、途中で本を置き、22時過ぎに就寝。

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