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2019年1月 9日 (水)

七草粥を食べ、後はひたすらブックサーフィン

1月7日(月)晴


6時過ぎの目ざめ。昨夜は疲れもあり熟睡。体を動かして、仕事なり何かをすることの大切さを改めて実感する。6時20分、アカハラの地鳴き。冷え込みも厳しい。

朝食:アジの干物と七草粥。

父の血圧が高く(160越え)、デイケアーは休むことに。父の薬が切れたのでKクリニックへ薬を処方してもらいに行く。血圧を下げる薬は余計にもらった。高齢者なので150以下ならOKで、それ以上の場合には気を付けること。そんなことわかっているが、自分の体ではないし、冬は寒いから仕方ない。高血圧は寒さだけが原因でないこともわかっている。が、どうしようもない。

昼食:磯辺焼き3個とコーヒー。

2階のぽかぽかする和室で過ごす。ブックサーフィン、ネットサーフィン、ワーグナーのCD3枚組のタンホイザーを聞く。

夕食:イワシの丸干しで缶ビール。マグロの山掛けご飯。リンゴのデザート。

キム・フィルビーの続き~実は2年前にベン・マッキンタイヤーという人が書いたA spy among friends (邦訳は「キム・フィルビー かくも親密な裏切り」)は読んでいてある程度の知識はあった。副島・佐藤両氏の対談で言うには[佐藤氏の指摘)、このような本は、それ自体が一つの謀略である、という恐ろしいもの。諜報に関る本というとイギリスには多くの優れたスパイ小説があるのだが、情報機関の検閲を受けるという(著者が、情報機関出身者でないとかけない代物)。イギリスの場合は、王室とそれをとりかこむ貴族階級がつくる奥の院があるらしい。


諜報機関のメンバーは上流階級からリクルートされるれっきとした「紳士の職業」であった、し、今もそうなのかも知れない。よく考えれば、権力というのは表の顔と裏の顔があるのは当然である。もと諜報員(現役も?)が書くスパイ小説はフィクションとノンフィクションのミックスであり、しかも、出版されるということは、諜報機関の承認があってのこと。ある意味、国民に諜報の必要性を理解してもらう教育(洗脳?)である。

チャーチルは、国家機密レベルの情報が大英帝国のネットワーク(スパイ網)を通じて第一級の情報(対ドイツ諜報)があるからこそ勝つ戦いができたわけだ。第二次世界大戦では英米とソ連は手を結んだからキム・フィルビーらケンブリッジ・ファイブは安泰だったが、戦後の冷戦時代に追い詰められていく。バージェスとブラントがまずモスクワに逃げ、フィルビーは1963年にベイルートからオデッサ経由でモスクワに亡命。アンソニー・ブラントは王室の美術顧問にしてエリザベス女王のいとこでもあるらしい。政府と取引してフィルビーが亡命した直後に、刑事訴追をしないことを条件に1950年代始めまでスパイ活動をしていたことを認めた上で、美術史家としての名声と王室美術顧問となり貴族にも叙せられた。が、1979年、若きサッチャー首相が社会に公表したために、全ての栄誉をはく奪されて晩年は失意のなかで亡くなった。

食後の夜は、「汝の名はスパイ、裏切者、あるいは詐欺師」を読む。


Jan9

著者は、もとNHKの記者(9.11のころワシントン支局からの生放送で登場していた)で現在は慶応大学でインテリジェンスの講義をしている人。


冒頭は、「パナマ文書」で始まる。租税回避地に群がる人々の多様なこと。ロシア、イギリス、中国のトップの政治家の名前はもちろん、マフィア、テロリスト、はたまた・・・。守秘性が基本のはずのデータが公表されてしまったこの事件。


テーマはその後、ジョン・ル・カレ(もと英国諜報員でスパイ小説の傑作を次々と書いた人)、フィルビー、ゾルゲが登場し、最後は、ウィキリークスのアサンジとアメリカのNSA(国家安全保障局)から抜け駆けしてアメリカがいかにサイバー空間を使ってアコギな諜報をしているかを全世界にばらした衝撃事件を起こしたスノーデンさんが登場する。


正直者の汗で生活する庶民とは別世界の「金」と「権力」と「栄光」に関る人々がある特定の場所で皆が交錯する「特異点」、そこは、実に危ない、そして、謎めいた世界で、一群の人々が蠢いていて、騙したり騙されたりの一筋縄ではいかない駆け引きがなされる。陰謀論とかそんなものではなくても、そう思いたくなるようなそういう実態というのが現実にあるようだ。

BS放送でもと外務省事務次官やもと中国大使が出演する番組を見る。台湾と中国のジャブの応酬から米中関係の話。台湾問題であぶないのは、トランプさんがどうもきちんと台湾の意味を理解していないこと。ビジネス・ディール(台湾がアメリカの最新兵器を買ってくれること)だけで動いたら大変なことになってしまう。

ベッドに入って、初釣りに行こうという思いが去来する。寒さに負けている。意識の片隅にはあるのだが、意欲がいまひとつ湧いてこない。

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