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2019年1月 3日 (木)

突然の来客。夜は、田原総一郎さんの激論番組。

1月2日(水) 晴

穏やかな天気のお正月だ。冷え込みは厳しい。アカハラの声を今朝も聞く。

7時過ぎ、キッチンへ。正月三が日の二日目だが父はデイケアーに。年中無休である。朝食の準備をする。と、いっても三段重ねの重箱に補給するだけだ。父は食物の嚥下がだんだん難しくなってものによっては喉につかえてしまう。餅は無理だと思いつつ母は小さくしtて塩鮭と食べさせたところうまくいった。少し冷や冷やしたが、日頃から父に接する母の判断にまかせた。

私も自己流で作ったお節料理三段重ねの重箱を肴にビールを飲んだ。例年なら仕上げはお雑煮だが、今朝は納豆で餅を食べる。

父が出かけていった後は2階でのんびりする。出していなかった人からの年賀状の返信を書き、母が代筆する父への年賀状の返信と一緒に郵便ポストに出しに出かける。昨日は一歩も外にでなかった。快晴、人通りの少ない道路。新年のなんとなく普段とは違った雰囲気を感じながら15分ほど散策した。途中でアリアナの看板写真を拝む。

帰宅して郵便ポストを除くとクリスマス前にアマゾンでオーダーしていた本が届いていた。

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早速、2階のベッドにもぐりこんで最初の部分を1時間ほど読む。過去250年の中国の近現代史である。先日読破した本(「The Global Cold War)を書いたスウェーデン人の歴史家の別の著書だが、中国に関する本。日本は中国研究の大国ではあるが、中国は全世界の人が興味を持つ、というか持たざるを得ないこともあって、書かれた著作はそれこそ無数にある。この本は、2012年に出版された冷戦の研究の権威によるもう一つのテーマ、中国とは何かについての欧米の最新の研究の成果を踏まえた本らしい。冒頭の20ページほどを読んだが、東大の西嶋定生氏らが定説化した「中国を頂点とする東アジアの朝貢システム」説には否定的な見解を表明しており、敬愛する岡田英弘氏と同じスタンスで、とますます著書を通読したい気分がたかまる。

お昼:アンコウの釜めしを作って食べる。アンコウの肝も入っている。が、電子レンジで15分で完成するが、食味は期待したほどではなかった。

13時過ぎ、突然の来客あり。弟の長男が一人で何の前触れもなく年賀にやって来た。びっくり。両親とはしっくりいっていなくて別行動ということらしい。子供時代にはよくこちらに遊びに来て母に可愛がられなついているようだ。昼食は食べてきたというが、お節料理の重箱に急きょ継ぎ足し補充をして食べてもらう。タラバガニがたくさんのこっているので今日のお勧めだよ、というと、「カニは大好きです」と喜んで食べてくれた。昔、やはり正月に遊びに来た時にたまたま買って塩ゆでした毛ガニを好んで食べていたシーンが蘇った。コーヒーを飲んでしばし近況の雑談をして、隣近所のTさんの香典返しでもらったコーヒー豆をひいたパックをおみやげに帰って行った。

ポカポカする2階でCD(マーラーの交響曲第9番、バーンスタイン指揮)を聞きながら、日記をつけたり、ブックサーフィンをする。佐藤優氏が参考文献に上げていた本を引っ張り出した。マッキンダーの本は確かに氏が指摘すように大方の読者は最初の20ページか30ページで投げ捨ててしまう、そんな本らしい。氏の導きのもと重要箇所を読んでみようか。曽村保信氏の「地政学入門」とブレジンスキーの翻訳書「地政学で世界を読む」を併せて再読参照しながら・・・。

夕食:お節料理を肴に、ビールと赤ワインを飲む。ホットミールは、弟一家に好評だった豪州産のエビが2尾残っていたので焼く。それに、もう一枚の黒毛和牛のサーロインステーキ。エビは両親に、ステーキは、分けて三分の一ずつ(父は一切れだけしか食べられず)。私はそれにマグロの赤身の刺身。正月二日目はさらに贅沢な夕食となった。

元旦二日目の夜は、「洋間(リビング)で、田原総一郎ほかの論客が登場する激論番組を19時から23時まで見てしまう。「朝まで生テレビ」の正月版だろうか。安倍政権の評価、沖縄辺野古問題と地位協定、憲法第九条と日本の安全保障、米中冷戦の今後、消費税10%、など等。論客の面々は知らない人ばかりだ。世代後退。

昔見た田原さんの番組の面子は、升添要一、西部邁、大島渚、野坂昭如、松井やより氏らであった。升添さん以外は鬼籍に入ってしまっている。田原さんも歳をとった。
様変わりしたメンバーたちだが、若手としては紅一点の三浦瑠麗という他の番組でも時折見かける才媛(オジサン好みタイプ)の国際政治学者と堀潤(もとNHK出身のジャーナリスト)が若い世代の代表である。

三浦は保守なのか革新なのかよくわからない。逆に、堀氏は何か昔の正義感あふれる左翼という感じで小うるさい。三浦さん曰く、「保守という言葉は今日の若者の間では共産党のことです」。中国の台頭、特に、海洋進出が東アジアの安全保障の環境を完全に変えてしまう昨今、「憲法第九条を守れ」ということを文字通りの意味で支持する人は国民の2割程度。8割は安倍さんの舵取りを支持している。

あと、面白かったのは東大の法哲学者井上達夫。法学者らしく非常に理屈っぽいが、その理屈というのはよく聞いて理解してみると確かにそうである。詳しくはウィキペディアに出ている。
しかし、元通産官僚の八幡和雄氏の言う如く、政治は大局判断による決断がベースで、細かい論議は必要であるが、それによって時間をロスするのはよろしくない。安倍氏の強引な手法(議論が尽くされていない)は確かに問題だが、野党は反対と批判ばかりで他の選択肢の提示すらない、それであれば、議論の意味はない・・・・。

才媛・三浦瑠璃氏も堀氏の正義感一点張りでしつこい正論的突っ込みの政府批判に、キレ気味に「じゃあ、あなたがやれば」。議論白熱、しばしば口角泡を飛ばして誰が何を言っているかわからなくなる。途中で眠りかける田原さんも、時折興奮しては、司会のアナウンサーのタイム切れの誘導に、「そんなの関係ねぇ」。理屈っぽい法哲学者の井上氏が、才媛・三浦瑠璃嬢に「あんたはの説明は長すぎる、喋りすぎだよ」。

三浦さんのバックグラウンドは
内容も面白かったけれど、昔も今も、登場する論客のキャラクターが見ていて面白かった。お正月番組ではいまのところベストの番組であった。野次馬的にみればの話だが。テーマはすべて深刻なことでこの先どうなるのかという不安があるものばかりであった。笑いながら見られるというのはまだ事態が深刻化していないからだろうけど・・・。

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