涼しい夏の夜に、レニ・リーフェンシュタールの「回想」を読む
残暑厳しいはずが、このところ涼しい。毎日のように夕方近くになると雷雨模様。子供の頃の夏は、午前中は早起きしてクワガタや蝉取りに興じ、その後はお昼までは宿題、お昼ご飯を食べて、それから昼寝だった。松下電器製の扇風機の風を受けながら。(驚くなかれ、まだ健在の両親は、まだその扇風機を今にいたるも愛用している。40数歳である)。そして目が覚めてスイカを食べるころになると積乱雲がみるみる空を覆い、突風が吹き始め真っ暗になって、稲光、ゴロゴロ、ピカッ、ドドドーン、そして土砂降りが30分ほど続いて、雷が遠のき、それから涼しい夕餉の時間・・・だった。
今週は仕事に身が入らない・・・昼休み、たまらず外に出る。雑木林は静かだった。近くを散策して、お弁当をスーパーで購入、事務所に戻る途中、再び雑木林を通りかかるとカラスのけたたましい声とキキキキキィ~とあのツミの声。すぐ目のまえで何とハトサイズのツミが大きなカラスを追い回しているではないか!
ずっと大きい鷹の仲間のトビやオオタカがよくカラスに追いまくられるところを見かけるのに反して、ツミは小柄ながら気が強い猛禽らしく一回りならぬ二回りくらい大きいカラスを攻撃し続けている。ひょっとして子育てしるのだろうか?大きいカラスがうろたえて逃げまくっている。果敢に追いかけてカラスを追い払ったツミはふたたび葉の茂る高木の茂みに身を隠した。
前の会社のM先輩から、女性は小柄なタイプよりもどちらかというと大柄なタイプのほうが、心優しくて素直だぜ、と以前アドバイスを受けたことがある。野鳥と女性をごったにするな、といわれそうだが、自然界も同じことらしい。
仕事は18時前に切り上げて、早々に帰宅。ビールを飲んで、軽い夕食を取り、涼しい夜は相変わらすオリンピックを見たりしている。今日は女子ソフトボールの決勝を最後まで見てしまった。金メダルオメデトウ!やっと米国に勝ったね。次回からオリンピック種目からはずれるのが寂しい。英連邦諸国の国技のクリケットも正式種目に加えていいから、是非存続してほしいと思う。どうだろうか、このアイデアは・・・。
先週始めのこと、以前から見よう、見ようと思っていた第11回ベルリンオリンピックのドキュメンタリー映画を見た。500円のDVDが2枚で1000円。8月始めに東京に出張したとき、たまたまぶらりと入った田町駅前の本屋で見つけて即購入したものだ。学生時代にリバイバル上映されたが見損なった記憶がある。監督はヒトラーの愛人とも噂されたレニ・リーフェンシュタール。102歳の大往生を数年前にした人だ。
映画についてはまたの機会にコメントしたいのだけれど、涼しくて心地よい真夏の夜な夜な、このところ彼女の回想録をベッドの中で面白く読んでいる。文庫本上下で1200ページを超える本だ。読み始めてすぐ、彼女が処女を失う場面に出くわした。ニヤリとする私。若かりし頃の彼女の写真を見ると大変な美人だった。その彼女をイメージしながら、処女喪失の場面を読むのは、いやらしい中年男(英語でdirty old manと言うらしい)にとってはたまらない。 「21歳で初めての男性体験は思っていたロマンチックなものとはほど遠い惨めな体験だった」、と著者は振り返っている。
数ヶ月前に読んだコリン・ジョイス著「ニッポン社会」入門に「勝負パンツ」の話が出ていたけれど、レニさんも、あこがれの年上の男性のアパートに誘われて、すでに体験のある女友達から「美しい下着」を身につけるようアドバイスを受ける。そして、「黒のレースの下着」を借りたのだった。つまり、「勝負パンツ」であった。 なるほど!
続く








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